昨日(2023年11月8日)の金(XAU)動向振り返り
- 終値:1950.28(-19.02)<-0.97%>
※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
金(XAU)は3日続落。
金価格は10月の中東情勢緊迫化を受けて大幅上昇したのち、横ばいに転じ、直近数日は下落傾向です。
市場の関心は中東から経済指標に移っていると指摘されており、過去の上昇分を徐々に打ち消す動きが継続しています。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会合で発言し、注目を集めたものの、金融政策や金利見通しに関する発言はなく、金価格は下げ足を速めました。
【金(XAU)】本日(2023年11月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
3営業日連続で陰線が立ち、上昇波動に引かれたフィボナッチの23.6%を終値で下抜きました。
平均足はいまだに陽連しているものの、実体が短く上下にヒゲを出しており、トレンド変化の可能性を示唆しています。
このまま下落を続ける場合は、フィボナッチの38.2%水準が目安になりそうです。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインの水準で頭を押さえられる形で反落しました。
平均足に次いで、直近安値に引かれた中期サポートラインも下方ブレイクしています。
一連の値動きで平均足は陽連から陰連に転換し、下ヒゲを伸ばしていることから、目先は売り優勢と考えられます。
下抜いた中期サポートラインがレジスタンスとして機能するかどうかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)
8日(水)のXAUUSDは下落が継続し、値動きの変動幅(高値ー安値)は2362.0pips(1pip=0.01ドル)でした。
直近の金価格は下落の勢いを強めつつあり、ボラティリティにもその様子が反映されています。
また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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