先週金曜日(2024年5月10日)の金(XAU)動向振り返り
- 終値:2360.515(+14.27)<+0.61%>
※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
金(XAU)は2営業日連続で上昇。
イスラエルとハマスの停戦協議が決裂し、地政学リスクが意識されたと報じられています。
また、米国でミシガン大学消費者態度指数が発表され、市場予想より弱い結果でした。
米政策金利の引き下げ期待が根強いと伝えられており、これも金価格上昇に寄与した模様です。
その一方、米10年債利回りは上昇しており、これは一般的に金価格の下落要因とされます。
先週金曜日は価格上昇要因が強い展開でした。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が金の投機的ネットポジションを公開し、およそ20万の買い越しでした。
引き続き、買い越し幅は直近1年間の最高水準を維持しています。
【金(XAU)】本日(2024年5月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲの長い陽線となり、4月後半から続くレンジを突破しました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足の上にありトレンド転換を示唆しています。
9日の大幅高の翌日も続伸して、レンジ突破が明確になりました。
目先は、年初来高値の更新を目指して上昇が続くか、年初来高値更新には至らず反落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始直後から上昇を開始したものの、2380ドル目前で反落した後は下落が続きました。
平均足は陽連していますが、ローソク足は平均足の下にあり上昇圧力は弱まっています。
その一方、上昇トレンドを背景とする5月高値の更新が続いています。
目先は、上昇を再開して上昇トレンドを維持するか、反落が続き上昇一服となるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)
5月10日のXAUUSDの値動きの変動幅(高値ー安値)は、3323.5pips(1pip=0.01ドル)でした。
先週金曜日は価格を上げたものの勢いはやや弱く、値動きの変動幅はわずかに縮小しました。
また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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