FX初心者の方

FXの手数料はいくら?スプレッドとの関係性やコストを抑える方法


1.FXの手数料はいくら?

FXの主な手数料は、以下の通りです。

                                         
手数料の種類 金額
口座開設手数料無料
口座維持手数料無料
取引手数料無料(スプレッドが発生する)
入出金手数料無料(一部手数料あり)
ロスカット手数料無料

取引手数料と入出金手数料以外、各種手数料は無料です。
取引手数料については、後述します。

入出金手数料は、入金方法によっては一部手数料がかかります。
例えばOANDA証券の入金方法は、「ダイレクト入金」「通常入金」の2種類です。

ダイレクト入金の場合、手数料はOANDA証券が負担するのでかかりません。
しかし通常入金の場合、手数料はお客様自身の負担です。
入金方法によっては、一部手数料が発生してしまいます。

また口座開設手数料や口座維持費手数料などもかかりません。
仮に取引を行わなくても手数料の発生はないので、気軽にFXの口座開設が可能です。

2.FXのスプレッドは手数料のようなもの

スプレッド

FXの取引手数料は、無料です。
しかし実際には、取引ごとにスプレッド分のコストが発生します。
スプレッドとは、買値(Bid)と売値(Ask,Offer)の差です。

FXは、通貨を買う価格と売る価格が違います。
例えばある通貨ペアの買値が100.001円、売値が100円です。
買値と売値の差は0.1銭、つまり取引時に0.1銭のスプレッドが発生します。

スプレッドについては、以下の記事を参考にしてください。

FXのスプレッドとは?計算方法や取引コストの抑え方などを解説

3.FXは取引開始時点でスプレッド分の未実損損失(含み損)が発生

FXは、売値と買値が異なるので、取引開始時点でスプレッド分の未実現損失(含み損)が発生します。
以下は、実際に買いでエントリーをした動画です。

スプレッド分の未実現損失が計上

買いでエントリーをした後、スプレッドが発生しており含み益から始まることが分かります。

たとえば米ドル/日本円を1米ドル=130.103円で10,000米ドル買った場合、そのときのスプレッドが0.3銭であれば、取引開始時点で「-300円」の含み損が発生します。
この売値と買値の差がスプレッドによる取引コストです。

4.FXのスプレッドにより発生するコストの計算方法

FXのスプレッドにより派生するコストの算出方法は、次の通りです。

  • スプレッド×取引数量=発生コスト
    (※エントリー、決済のスプレッドが同じスプレッドの場合)
たとえば米ドル/日本円のスプレッドが0.3銭(0.003円)で、10,000通貨の取引を行なった場合は、以下の通りです。
  • 0.003×10,000=30円
またユーロドルのスプレッドが0.5(0.00005ドル)で、10,000通貨の取引を行なった場合は、以下の通りです。
  • 0.00005×10,000=0.5ドル(1米ドル=130円の場合、65円)

スプレッドにより発生するコストは取引数量に比例

FXのスプレッドにより発生するコストは、取引数量に比例して増えます。
以下の表は、米ドル/日本円のスプレッドと取引数量により発生するコストをまとめたものです。

                                                                         
  1,000通貨 10,000通貨 100,000通貨
スプレッドが0.1銭の場合1円10円100円
スプレッドが0.2銭の場合2円20円200円
スプレッドが0.3銭の場合3円30円300円

このように取引数量が高くなるほど、取引コストも増加します。

5.FXのスプレッド負けを防ぐ対策

取引回数が多くスプレッド負けをしてしまうのは、FX初心者の方によくある失敗例の一つです。
スプレッド負けとは、トレードで得た利益よりもスプレッドによって発生するコストのほうが大きくなる現象です。

例えば、FX初心者がやりがちな「ポチポチ病(何のトレード戦略も無くむやみやたらに売り買いすること)」や、スキャルピングのような短期売買をする人に見られる傾向があります。

では、スプレッドがどのように影響するのかを表を見ながら考えてみましょう。
以下条件で、口座資産の推移を示したのが次の表です。

  • 口座資産:10,000円
  • 勝率:50%
  • 最小取引単位:1,000通貨
  • スプレッドが0の場合の1回の損益(10Pipsと仮定)
  • 1回のトレードで発生するスプレッド分のコスト:0.3銭(3円)
                                                                                                                                                                                                                                                 
  損益
(取引数量1,000通貨)
スプレッド
(0.3銭)
口座資産
(10,000円)
勝ち+100−3円10,097円
負け−100−3円9,994円
勝ち+100−3円10,091円
負け−100−3円9,988円
勝ち+100−3円10,085円
負け−100−3円9,982円
勝ち+100−3円10,079円
負け−100−3円9,976円
勝ち+100−3円10,073円
負け−100−3円9,970円

※分かりやすく説明するためスワップポイントなどを含まず、できるだけ単純に計算したものなので、あくまでも参考程度にしてください。

勝率50%で損益比率も同じ場合、最終的にスプレッド負けを引き起こします。
スプレッドは取引ごとに発生するので、取引回数が多いほどその分取引コストも高まります。

では、スプレッド負けを引き起こさないようにするには、どのように取引をしていけばよいのでしょうか。

OANDA証券では、OANDA証券のお客様の取引データを用いて、勝ちトレーダーと負けトレーダーの特徴を分析しております。
以下の画像は、「各順位クラスにおける取引回数の分布比率」です。

各順位クラスにおける取引回数の分布比率

「各順位クラスにおける取引回数の分布比率」は、成績上位トレーダーと下位トレーダーの取引回数の割合を示したグラフです。

成績上位トレーダーは、下位トレーダーに比べ取引回数が多くありません。
下位トレーダーはなぜ取引回数が多いのかは定かではありませんが、必要以上にトレードを行わないことも資産を守る重要な要素と分析できます。

取引回数の多さは、戦略によって変わるので一概にダメとは言えません。
しかし、損失を取り返そうと不要なトレードを行ってしまう方は、一度相場を離れたり冷静な時間を作ったりと戦略を立ててトレードする必要があります。

OANDA証券のお客様の取引データを用いて、勝ちトレーダーと負けトレーダーの特徴をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

先月の上位、下位200口座のトレード分析

6.スプレッドが狭いと取引コストを抑えられる?

スプレッドは、狭いほうが取引コストを抑えられます。
しかし見せかけだけのスプレッドに、惑わされないようにしましょう。
なぜならば取引コストはスプレッドだけではなく、約定スピードスリッページも発生するからです。

たとえばどんなにスプレッドが狭くても、約定スピードが遅かったりスリッページが発生したりすれば、より多くの取引コストがかかってしまいます。
仮にスプレッドが0.2銭だとしても、約定スピードやスリッページなどの要因で、最終的な取引コストが0.5銭と拡大してしまう場合もあります。

表面的なスプレッドに惑わされず、約定スピードやスリッページの確認や比較も行っていきましょう。

約定スピードの重要性とは?

スリッページとは?

7.OANDA証券ではリアルスプレッド№1の提供を目指す

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OANDA証券では表面的なスプレッドだけではなく、リアルスプレッド№1を目指しています。
OANDA証券が考えるリアルスプレッド№1とは、スプレッド+約定力です。

表面的なスプレッドの狭さだけではなく、約定力も強化することで、本当の意味で最狭水準のスプレッドを提供できると考えます。

またOANDA証券では公正かつ公平な取引実現を目指しており、約定スピードやスリッページ発生状況などの情報を公開しています。

約定スピードのイメージ

約定スピード

スリッページ発生状況のイメージ

スリッページ

約定スピードやスリッページ発生状況の確認はこちら

他社が見せたがらない情報をあえて公開することで、お客様に公正かつ公平な取引実現を提供できると考えます。

FXの取引コストを抑えたい方は、ぜひ高性能で安定したインフラを提供するOANDA証券でのお取引をご検討ください。

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
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問い合わせ先:0120-923-213 またはお問い合わせフォームから


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