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シカゴ連銀とは|役割・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)をわかりやすく解説


シカゴ連銀とは米国の12地区連銀のうちの1つで、第7地区を管轄します。

地域の銀行の監督や金融システムの安定維持を担い、経済指標の全米活動指数(CFNAI)を公表しています。

本記事では、シカゴ連銀の役割やよくある質問などを解説します。

シカゴ連銀とは

シカゴ連銀の管轄地域や連邦準備制度(Fed)との関係について解説します。

  • ・シカゴ連銀の管轄地域
  • ・シカゴ連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

シカゴ連銀の管轄地域

シカゴ連銀の管轄地域_20260126

シカゴ連銀は第7地区を担当し、第7地区には以下の州が含まれます。

  • ・アイオワ州全域
  • ・イリノイ州広域
  • ・インディアナ州広域
  • ・ウィスコンシン州広域
  • ・ミシガン州ロウアー半島広域

第7地区にはシカゴやデトロイトなどの大都市があり、人口は2021年時点で3,500万人を超えています。

農業生産高が大きく、製造業や金融業も活発な点が特徴です。

シカゴ連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

シカゴ連銀は全米に12ある地区連銀の1つで、地区連銀は連邦準備制度(Fed)を構成する主要機関に位置づけられています。

Fedは米国の中央銀行制度で、米連邦準備制度理事会(FRB)連邦公開市場委員会(FOMC)、そして12の地区連銀によって成り立っています。

FRBは物価の安定と最大限の雇用を目指しながら、金融システム全体の安定維持を担います。

FOMCは政策金利を決定します。

地区連銀は地域の金融機関を監督し、決済サービスを提供するとともに、地域経済の情報を収集してFedの政策運営に貢献します。

シカゴ連銀の主な役割

シカゴ連銀の主な役割は以下の通りです。

  • ・FOMCへの参加
  • ・金融機関の監督

FOMCへの参加

シカゴ連銀総裁はFOMCに参加し、総裁の意見がFOMCの金融政策に反映されます。

FOMCは米国の政策金利の決定などを主要業務とする会合で、年8回開催されます。

なお、FOMCの意思決定に際して、投票権を持つメンバーは12名です。

FRB理事とニューヨーク連銀総裁は常に投票権を保有する一方、その他の地区連銀総裁は輪番で1年間のみ投票権を持ちます。

投票権を持つことで、政策金利などの決定に際して賛成または反対の票を投じられます。

シカゴ連銀総裁は2027年に投票権が回ってくる予定で、2026年は投票権を持ちません。

金融機関の監督

地区連銀は、管轄する地域の金融機関を検査し、経営の健全性やリスク管理体制が適切に機能しているかを監督します。

問題が確認された場合には改善を求め、必要に応じて是正措置を促すことで、金融システム全体の安定確保に貢献します。

また、監督業務を通じて得られた現場の情報は、FRBやFOMCが金融政策を判断する際の重要な材料として活用されます。

シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)

シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)は、全米の85種類の月次指標を使って算出される指数です。

3種類の指数(月次指数・月次指数の3か月移動平均・DI)が公表され、3か月移動平均が参照されやすいとされています。

また、月次指数のデータは以下の4つに分類されています。

  • ・生産および所得
  • ・雇用、失業、労働時間
  • ・個人消費および住宅
  • ・販売、受注、在庫

なお、月次指数は米国経済の平均成長率を表し、負の値は平均を下回る成長、正の値は平均を上回る成長という意味です。

歴史的に見ると、経済拡大期の3か月移動平均は-0.7を上回り、経済収縮期は-0.7を下回っています。

シカゴ連銀全米活動指数_CFNAI_20260126

出典:シカゴ連銀

直近3年間のシカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)の月次指数を見ると、0を下回る期間が長いことがわかります。

米国の経済成長は歴史的な平均成長率を下回っていると判断できます。

しかし、-0.7を下回ったのは2024年1月のみで、その他の期間は-0.7を上回りました。

シカゴ連銀に関するQ&A

シカゴ連銀に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・シカゴ連銀の総裁は誰ですか?
  • ・シカゴ連銀とFRBの違いは何ですか?
  • ・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はどこで確認できますか?

シカゴ連銀の総裁は誰ですか?

シカゴ連銀の総裁はオースタン・D・グールズビー(Austan D. Goolsbee)氏です。

第10代総裁で、就任日は2023年1月9日です。

シカゴ連銀総裁に就任する以前、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスの経済学教授を務めていました。

シカゴ連銀とFRBの違いは何ですか?

米連邦準備制度理事会(FRB)は、米国の金融政策を実施するとともに、国内の金融システムを安定させる役割を果たしています。

FRBは全米12地区の地区連銀を統括し、これらと連携しながら、国内の金融機関を監督・規制しています。

一方、シカゴ連銀を含む地区連銀は、それぞれの担当地域において銀行の監督や金融システムの健全性維持に関する業務を担っています。

シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はどこで確認できますか?

シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)はシカゴ連銀の公式サイトで確認できます。

各月の数値だけでなく、グラフや分析もチェック可能です。

【まとめ】シカゴ連銀とは|役割・シカゴ連銀全米活動指数(CFNAI)をわかりやすく解説

シカゴ連銀は全米12地区連銀の1つで、中西部の主要産業地域を管轄地域としています。

FRBの金融政策運営を支援しつつ、地域経済の調査・金融機関の監督・景気指標の発信をしています。

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