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リッチモンド連銀とは|リッチモンド連銀製造業指数の推移やFRBとの違いをわかりやすく解説


リッチモンド連銀とは米国の連邦準備制度(Fed)内の機関で、バージニア州など5州とワシントンD.C.が管轄地域です。

リッチモンド連銀が公表する代表的な経済指標としてリッチモンド連銀製造業指数があり、管轄地域内の製造業の景況感を示す指標として注目を集めています。

本記事では、リッチモンド連銀の役割やよくある質問などを解説します。

リッチモンド連銀とは

リッチモンド連銀の管轄地域や連邦準備制度(Fed)との関係について解説します。

  • ・リッチモンド連銀の管轄地域
  • ・リッチモンド連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

リッチモンド連銀の管轄地域

20251219_リッチモンド連銀の管轄地域

リッチモンド連銀は第5地区を担当し、以下の州および地域が含まれます。

  • ・バージニア州
  • ・ノースカロライナ州
  • ・サウスカロライナ州
  • ・メリーランド州
  • ・ワシントンD.C.
  • ・ウェストバージニア州の大部分

第5地区は米国東海岸に位置しており、経済活動が活発な地域です。

リッチモンド連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

リッチモンド連銀は全米12の地区連銀の1つで、地区連銀はFedを構成する組織の1つです。

FRBの任務は、物価の安定と最大限の雇用を実現し、米国の金融システムの安定を維持することです。

FOMCは政策金利を決定して金融環境を調整します。

地区連銀は、地域の金融機関の監督や決済サービスの提供、地域経済の情報収集が任務です。

リッチモンド連銀の主な役割

リッチモンド連銀の主な役割は以下の通りです。

  • ・FOMCへの参加
  • ・金融機関の監督

FOMCへの参加

連邦公開市場委員会(FOMC)は米国の政策金利を決定する機関で、投票権を持つメンバーは12名です。

リッチモンド連銀総裁も参加し、投票権は3年ごとに1年間だけ保有します。

投票権の保有とはすなわち、政策金利等の決定に際して賛成または反対の投票ができるという意味です。

リッチモンド連銀総裁が次回の投票権を持つのは2027年で、2025年と2026年は投票権を持ちません。

金融機関の監督

地区連銀は管轄地域の金融機関を検査し、健全性やリスク管理が適切かどうかを監督します。

問題がある場合は是正措置を求め、金融システム全体の安定を守る役割を担います。

また、監督を通じて得た情報は、FOMCの政策判断にも活用されます。

リッチモンド連銀製造業指数

リッチモンド連銀製造業指数の内容や推移等を解説します。

  • ・リッチモンド連銀製造業指数とは
  • ・リッチモンド連銀製造業指数の推移

リッチモンド連銀製造業指数とは

リッチモンド連銀製造業指数とは、リッチモンド連銀管轄地域内の製造業の景況感を計測する経済指標です。

直近の景況感や近い将来の見通しについて指数を作成することにより、米連邦準備制度理事会 (FRB)等が適切な金融政策を実行できるようにしています。

調査はアンケート形式で毎月実施され、「増加」と回答した企業の割合から「減少」と回答した企業の割合を引いて指数を求める点が特徴です。

指数がプラスの場合、増加と回答した企業の割合が高かったことを意味し、製造業は拡大局面にあると判断できます。

なお、リッチモンド連銀製造業指数は景況感の方向性を示すのみで、水準や強さを示す指標でない点には注意が必要です。

リッチモンド連銀製造業指数の推移

20251219_リッチモンド連銀製造業指数の推移

出典:リッチモンド連銀

リッチモンド連銀製造業指数のグラフはリッチモンド連銀公式サイトで公開されています。

総合指数の推移を見ると、グラフの中ほどに大きく落ち込んだ時期があります。

これはコロナショックを受けた動きで、ほどなくして回復しました。

しかし、2022年に入ると再びマイナス圏で推移し、この傾向は2025年後半に至るまで変わっていません。

リッチモンド連銀管轄地域の製造業は縮小している可能性があります。

リッチモンド連銀に関するQ&A

リッチモンド連銀に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・リッチモンド連銀の総裁は誰ですか?
  • ・リッチモンド連銀とFRBの違いは何ですか?
  • ・リッチモンド連銀製造業指数はどこで確認できますか?

リッチモンド連銀の総裁は誰ですか?

リッチモンド連銀総裁はトーマス・バーキン(Thomas Barkin)氏で、2018年から現職に就いています。

現職に就く前は、コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーでCFO(最高財務責任者)を務めていました。

リッチモンド連銀とFRBの違いは何ですか?

米連邦準備制度理事会 (FRB)の主な役割は、米国の金融政策の実施と国内金融システムの統制です。

FRBは地区連銀を統括し、地区連銀とともに国内金融機関を監督します。

一方、リッチモンド連銀は地区連銀の1つであり、担当地区内の銀行の監督や金融システムの安定維持に関する業務を遂行しています。

リッチモンド連銀製造業指数はどこで確認できますか?

リッチモンド連銀製造業指数はリッチモンド連銀の公式サイトで確認できます。

毎月の結果だけでなく、調査方法や調査結果の分析など、さまざまなデータを得られます。

また、OANDA証券の「経済指標 予測カレンダー」では、リッチモンド連銀製造業指数の公表日程や結果を確認できます。

【まとめ】リッチモンド連銀とは|リッチモンド連銀製造業指数の推移やFRBとの違いをわかりやすく解説

リッチモンド連銀は全米12の地区連銀の1つで、地区連銀はFedを構成する組織の1つです。

リッチモンド連銀はリッチモンド連銀製造業指数を公表しており、第5地区の製造業の景況感を把握できます。

2022年以降はマイナス圏に沈んでおり、第5地区の景況感は好況とはいえない様子がわかります。

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