ラウンドナンバーとは|FXで重要視される理由や具体例などをわかりやすく解説
ラウンドナンバーとは、相場において価格のキリの良い数字や節目となる水準を指し、相場参加者に意識されやすい心理的な価格帯のことです。
こうした水準には、新規エントリーだけでなく、利益確定や損切りの決済注文も集中しやすく、相場の転換点や加速のきっかけとなることも少なくありません。
本記事では、ラウンドナンバーの意味やFXで重要視される理由をわかりやすく解説します。
目次
- 1.ラウンドナンバーとは
- 2.ラウンドナンバーがFXで重要視される主な理由
- 3.ラウンドナンバーは新規注文や決済注文が入りやすい
- 4.OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Round_Number」
- 5.ラウンドナンバーに関するQ&A
- 6.【まとめ】ラウンドナンバーとは|FXで重要視される理由や具体例などをわかりやすく解説
ラウンドナンバーとは
ラウンドナンバーとは、相場において区切りの良い数値で、多くの市場参加者に注目されやすい価格水準のことです。
為替では「150.00円」や「155.00円」のように、「.00円」といった端数のないわかりやすい水準が該当します。
こうした価格帯は覚えやすく売買判断の目安として使われやすいため、新規のエントリーに加えて利益確定や損切りの注文が集まりやすい傾向があります。
そのため、ラウンドナンバー付近では相場が反発したり、節目を突破した際に値動きが一気に加速したりする場合があります。
FX取引では、ラウンドナンバーがサポートラインやレジスタンスラインとして機能することが多く、相場の転換点やブレイクアウトの判断材料として重視されます。
テクニカル分析を行う上で、押さえておきたい重要な考え方の1つです。ラウンドナンバーがFXで重要視される主な理由
ここでは、ラウンドナンバーがなぜFXで重要視されるのか、その主な理由を解説します。
- ・心理的な節目として意識される
- ・売買戦略に組み込まれやすい
心理的な節目として意識される
ラウンドナンバーは区切りの良い数値であることから、多くのトレーダーにとって意識しやすい価格水準です。
相場がラウンドナンバーに近づくと「突破するのか」「反発するのか」といった点に注目が集まりやすくなります。
特に為替市場で、個人投資家から機関投資家まで幅広い参加者が同じ水準を意識するため、買い注文や売り注文が集中しやすく、価格が一時的に止まったり大きく動いたりする場面が見られます。
このように、ラウンドナンバーは心理的な節目として相場の流れに影響を与えることがあります。
売買戦略に組み込まれやすい
ラウンドナンバーは明確で分かりやすいため、売買戦略に取り入れやすい特徴があります。
例えば、ラウンドナンバー付近を明確に抜けた後の順張りや、ラウンドナンバー付近での反発を狙った逆張りなど、さまざまなトレード手法で活用されます。
また、価格の区切りがはっきりしていることから、エントリーや撤退の判断基準を設定しやすく、トレードルールをシンプルに保ちやすい点もメリットです。
ラウンドナンバーは相場分析だけでなく、具体的な売買戦略を考える上でも活用しやすい価格水準と言えます。
ラウンドナンバーは新規注文や決済注文が入りやすい
ラウンドナンバー付近では、多くの注文が特定の価格帯に集中することがあります。
これは、トレーダーが事前に注文価格を設定する際、キリの良い数値を基準にすることが多いためです。
特に、指値注文や逆指値注文はラウンドナンバー前後に集中しやすく、価格が近づくにつれて売買が活発化します。
その結果、相場が一時的に停滞したり、一定の価格を超えた瞬間に注文が一気に約定して値動きが加速したりすることがあります。
OANDA証券のオーダーブックでは、こうした傾向を視覚的に確認できます。

上記のオープンオーダー(未約定のオーダー状況を示したもの)を見ると、「157.00円」を筆頭にラウンドナンバー付近へ指値や逆指値の注文が集まっていることがわかります。
このような注文の集中は、その水準が市場参加者にとって心理的な節目として意識されていることを示唆します。
オーダーブックは、新規注文や決済注文が入りやすい重要な価格帯を事前に把握する上で有効なツールです。
OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Round_Number」
OANDA証券では、ラウンドナンバーに水平線を表示できるMT5/MT4用のオリジナルインジケーター「OANDA_Round_Number」を提供しています。
このインジケーターを利用することで、10pips・20pips・50pipsなどの間隔でキリの良い価格水準に自動で水平線を表示できます。
手動でラインを引く必要がなく、重要な価格帯をチャート上で直感的に確認できる点が特徴です。
MT5/MT4に導入・設定する手順は以下の通りです。
①インジケーターをダウンロード
OANDA証券の「MT4/MT5のおすすめインジケーターライブラリ」で「OANDA_Round_Number」のダウンロードボタンをクリックしてダウンロードします。

②MT5/MT4のデータフォルダを開く
MT5/MT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックしてデータフォルダを開きます。

出典:MT5
③「Indicators」フォルダ内にファイルをコピー
「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内にある「Indicators」フォルダの中に、ダウンロードしたex5ファイル(MT4の場合はex4ファイル)をコピーして貼り付けます。

④MT5/MT4を再起動してチャートに適用
MT5/MT4を再起動後、チャートを選択した上でナビゲーター内の「OANDA_Round_Number」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

出典:MT5
⑤各種設定を行う
設定画面が開いたら、MT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は「全般」タブを選択し、「DLLの使用を許可する」にチェックを入れます。

出典:MT5
必要に応じて、水平線を引く間隔、ラインの色や種類などを調整すれば設定は完了です。

出典:MT5
これで、チャートのラウンドナンバーに水平線が表示されます。
ラウンドナンバーに関するQ&A
ラウンドナンバーに関するよくある質問は、主に以下の通りです。
- ・なぜラウンドナンバーは意識されるのですか?
- ・ラウンドナンバーは常にサポート/レジスタンスラインとして機能しますか?
- ・ラウンドナンバーの具体的な取引手法は?
なぜラウンドナンバーは意識されるのですか?
多くの市場参加者が、注文価格をキリの良い数値で設定する傾向があるためです。
その結果、同じ価格帯に注文が集まりやすく、相場が反応しやすいポイントとして注目されます。
ラウンドナンバーは、価格が止まりやすい、または一気に動きやすい水準として、相場分析の目安にされることが多くなります。
ラウンドナンバーは常にサポート/レジスタンスラインとして機能しますか?
ラウンドナンバーは市場で意識されやすい節目ですが、常にサポートラインやレジスタンスラインとして機能するわけではありません。
強いトレンドや重要な経済指標などが相場を主導している局面では、節目を意識せず値動きが続くこともあります。
そのため、ラウンドナンバーだけに頼らず、他のテクニカル指標や相場環境とあわせて総合的に判断することが重要です。
ラウンドナンバーの具体的な取引手法は?
代表的な手法として、ラウンドナンバーを基準にしたブレイクアウト戦略や反発を狙うトレードがあります。
価格がキリの良い水準を明確に上抜け・下抜けした場合は順張りで、反発が確認できる場合は逆張りで活用できます。
前述の「OANDA_Round_Number」を使えばラウンドナンバーに水平線を自動表示できるため、こうしたトレードアイデアを手軽に実践可能です。
ラウンドナンバーを用いたトレード手法については、以下の記事で詳しく解説しています。
> 「OANDA_Round_Number」を利用した順張りのトレード手法
【まとめ】ラウンドナンバーとは|FXで重要視される理由や具体例などをわかりやすく解説
ラウンドナンバーとは、相場においてキリの良い価格水準で、多くの参加者に意識されやすい節目を指します。
こうした水準には注文が集まりやすく、相場の反発や値動きの加速が起こることもあります。
FXなどの相場分析では、ラウンドナンバーを意識すると、売買のタイミングを考える際に役立ちます。
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