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サンフランシスコ連銀とは|役割・Fedとの関係をわかりやすく解説


サンフランシスコ連銀とは米国の地区連銀の1つで、カリフォルニア州など西部9つの州とその他の米国領を管轄します。

サンフランシスコ連銀総裁は連邦公開市場委員会(FOMC)に参加するものの、2026年は投票権を持ちません(2027年に投票権を持ちます)。

本記事では、サンフランシスコ連銀の役割やよくある質問などを解説します。

サンフランシスコ連銀とは

サンフランシスコ連銀の管轄地域や連邦準備制度(Fed)との関係について解説します。

  • ・サンフランシスコ連銀の管轄地域
  • ・サンフランシスコ連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

サンフランシスコ連銀の管轄地域

サンフランシスコ連銀の管轄地域_20260126

サンフランシスコ連銀は第12地区を担当し、9つの州およびその他の米国領が含まれます。

9つの州

  • ・アラスカ州
  • ・アリゾナ州
  • ・カリフォルニア州
  • ・ハワイ州
  • ・アイダホ州
  • ・ネバダ州
  • ・オレゴン州
  • ・ユタ州
  • ・ワシントン州

アメリカ領地域

  • ・アメリカ領サモア
  • ・グアム
  • ・北マリアナ諸島

管轄地域は全米最大で、管轄地域内にロサンゼルスやシアトルなど大都市が含まれます。

サンフランシスコ連銀と連邦準備制度(Fed)の関係

サンフランシスコ連銀は全米12の地区連銀の1つであり、地区連銀はFed(連邦準備制度)の中核を担う組織の一部です。

Fedは、FRB・FOMC・地区連銀という3つの機関を軸に運営されています。

米連邦準備制度理事会 (FRB)金融政策の統括機関として、物価の安定と雇用の最大化を目標に掲げ、金融システムの安定維持にも責任を持ちます。

連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利を決定し、景気や市場環境に応じた金融調整を実施します。

地区連銀は地域の銀行を監督し、決済インフラを支えながら、地域経済の状況を調査してFed内で共有する役割を担っています。

サンフランシスコ連銀の主な役割

サンフランシスコ連銀の主な役割は以下の通りです。

  • ・FOMCへの参加
  • ・金融機関の監督等

FOMCへの参加

FOMCは米国の政策金利を決定する重要機関です。

サンフランシスコ連銀総裁も参加し、投票権を持つ場合は投票します。

投票権に関して、FRB理事7名とニューヨーク連銀総裁は常に保有する一方、その他の連銀総裁は輪番で投票権を得ます。

サンフランシスコ連銀の管轄地域は全米最大ですが、投票権は3年ごとに1年間のみの保有です。

次回、投票権を得るのは2027年で、2026年は投票権を保有しません。

金融機関の監督等

地区連銀の主要業務の1つに、金融機関に対する監督が挙げられます。

FRBが監督方針を定め、それを踏まえて各地区連銀が銀行の検査や監督を実施します。

また、地区連銀は決済システムの安全性や効率性を高める取り組みも行い、金融インフラの安定に寄与しています。

加えて、必要に応じて民間銀行への貸付も行い、地域の金融市場を下支えする役割を担っています。

サンフランシスコ連銀が公表する経済指標

サンフランシスコ連銀は、インフレや労働市場に関する経済データを公表しています。

  • ・PCEインフレ率の需給要因分解
  • ・労働市場ストレス指標

PCEインフレ率の需給要因分解

PCEインフレ率の需給要因分解(Supply- and Demand-Driven PCE Inflation)とは、PCEインフレ率について供給要因と需要要因に分けて示す分析結果です。

インフレの理由が供給側にあるのか需要側にあるのかを見分けやすくし、物価上昇の背景を直感的に理解できます。

サンフランシスコ連銀が公表しており、金融政策の議論でインフレの要因を整理する際に役立ちます。

PCEインフレ率の需給要因分解_20260126

出典:サンフランシスコ連銀

  • ・青:需要を原因とする物価上昇
  • ・緑:供給を原因とする物価上昇
  • ・黄色:判別不能

2020年以降のグラフを見ると、物価上昇の理由は需要側と供給側の両方にあることがわかります。

労働市場ストレス指標

労働市場ストレス指標(The weekly Labor Market Stress Indicator、LMSI)とは、米国の労働市場の弱さ(ストレス)をリアルタイムで把握するための指標です。

サンフランシスコ連銀が公開しており、発表頻度は週次です。

週次の州別失業保険申請件数(新規・継続)と、月次の州別雇用者数(給与雇用)を組み合わせて作られている点が特徴です。

指標が上昇するほど労働市場が悪化していることを示し、景気の変調を早期に捉える補助材料になります。

労働市場ストレス指標_20260126

出典:サンフランシスコ連銀

1996年以降のグラフを見ると、2002年を中心とする期間、2008年を中心とする期間、そして2020年を中心とする期間で指標が大きく上昇しています。

これらの期間は米国で景気後退が起きた時期であり、労働市場が悪化した様子がわかります。

サンフランシスコ連銀に関するQ&A

サンフランシスコ連銀に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・サンフランシスコ連銀の総裁は誰ですか?
  • ・サンフランシスコ連銀とFRBの違いは何ですか?
  • ・サンフランシスコ連銀が公表する経済指標はどこで確認できますか?

サンフランシスコ連銀の総裁は誰ですか?

サンフランシスコ連銀の総裁はメアリー・C・デイリー(Mary C. Daly)氏です。

2018年10月1日に就任しています。

総裁就任前は、サンフランシスコ連銀の上級副総裁兼調査部門ディレクターを務めていました。

サンフランシスコ連銀とFRBの違いは何ですか?

米連邦準備制度理事会(FRB)は米国の金融政策を運営して金融システムの安定を担う機関です。

全米12地区の地区連銀を統括し、それらと連携して金融機関を監督・規制しています。

サンフランシスコ連銀は地区連銀の1つで、担当地域内の金融機関を監督し、金融システムの健全性や安定維持に関する業務を担っています。

サンフランシスコ連銀が公表する経済指標はどこで確認できますか?

サンフランシスコ連銀のホームページで確認できます。

最新のグラフに加えて、分析等をチェックできます。

【まとめ】サンフランシスコ連銀とは|役割・Fedとの関係をわかりやすく解説

サンフランシスコ連銀は12の地区連銀の1つで、第12地区を担当します。

サンフランシスコ連銀総裁はFOMCに参加し、次回の投票権保有は2027年です(2026年は投票権を持ちません)。

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