豪ドル/円(AUDJPY):5月15日週の見通し

FXレポート

豪ドル/円(AUDJPY):5月15日週の見通し

まとめ

  • ・先週の前半は狭いレンジで推移
  • ・米中市場の動きを受けて、週後半は円高トレンドに転換
  • ・今週は豪雇用統計や米債務上限引き上げ問題に注目

2023年5月8日週の振り返り

2023年5月8日週の振り返り

先週の豪ドル/円は、米国や中国の動きに大きく影響された一週間でした。
週の前半は穏やかな相場でしたが、10日(水)に米CPIが発表されると短時間で急落と反騰が入り交じる荒い値動きとなり、最終的に円高トレンドが形成されました。

この円高の動きは、11日(木)に加速しました。香港株や上海株が下落すると豪ドル/円は円高で反応し、さらに米PPI(卸売物価指数)の低下を受けて円高に勢いがつきました。
この動きは深夜には落ち着き、狭いレンジでの推移となって週末を迎えた結果、週足終値は前週末と比べて91銭の円高となりました。

2023年5月15日週の見通し

2023年5月15日週の見通し

先週は円高となりましたが、日足チャートでは印象が大きく異なります。
直近は円安傾向であり、そして大局ではレンジ相場となっています。
また、レンジ相場ではあるものの高値と安値を徐々に切り下げる展開となっており、方向感が定まっていない様子が分かります。

このため、今週もレンジ内で推移すると想定できます。
円安目途はレジスタンスラインの93円付近、そして円高目途はサポートラインの87円付近です。

なお、今週は18日(木)に豪雇用統計が発表されます。度重なる利上げを受けて豪経済はどのようになっているのか、注目が集まります。
また、米国では債務上限引き上げ問題が徐々に注目度を高めています。
債務上限が引き上げられなければ、6月1日(木)頃にデフォルトになると見込まれており、関連ニュースで相場が大きく動く可能性がありますので注意が必要です。

豪ドルに関わる経済指標発表スケジュール

5月16日(火)10:30 (豪)豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
5月17日(水)8:50 (日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比・年率換算)
5月17日(水)10:30 (豪)1-3月期四半期賃金指数(前期比)
5月18日(木)8:50 (日本)4月貿易統計(通関ベース、季調前・季調済)
5月18日(木)10:30 (豪)4月失業率、新規雇用者数
5月19日(金)8:30 (日本)4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
5月19日(金)8:30 (日本)4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
5月19日(金)8:30 (日本)4月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

豪ドルとはどのような通貨なのか、その特徴など基礎知識について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考下さい。
>豪ドル(オーストラリアドル)とは?今後の見通しや6つの特徴を解説

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