豪ドル/円(AUDJPY):6月5日週の見通し

FXレポート

まとめ

  • ・豪ドル/円は週半ばにかけて軟調な動き
  • ・1日(木)以降に反転上昇し、週の高値を記録
  • ・今週はレンジ相場の上限を超えるか注目

2023年5月29日週の振り返り

2023年5月29日週の振り返り

先週の豪ドル/円は週前半に円高となったものの、週後半以降に大きく円安に反転しました。

29日(月)は米債務上限問題が進展したものの、議会採決をにらんで小幅な値動きにとどまりました。
30日(火)には米国株の下落を嫌気して円高が進み、31日(水)にはWTI原油先物や中国PMI(製造業購買担当者景気指数)の下落を受けてさらに円高になりました。

しかし、6月1日(木)になると、豪州の1-3月期民間設備投資が良好だったことを契機にして上昇に転じました。
2日(金)には米債務上限問題の解決や世界的な株高を受けてリスクオンの動きがさらに強まり、上値追いの展開となって週末を迎えました。
結局、週足終値は前週末と比べて81銭の円安となりました。

2023年6月5日週の見通し

2023年6月5日週の見通し

日足チャートを見ると、現在はレンジ相場の上限付近で推移しています。
レンジの上限は93円付近であり、この水準を超えると次は96円あたりが目標値です。
また、日足チャート全体を見ると上値が徐々に切り下がっています。
このため、全体的には円高警戒ですが、93円を超えると上値切り下げが終了して円安トレンドになるシナリオが考えられます。

93円の高値を抜けられない場合はレンジ相場が続く可能性があり、円高目途は87円付近です。

なお、今週の経済指標発表では、6日(火)の豪州政策金利発表に注目が集まっています。
内容次第で円安・円高いずれの方向にも振れる可能性があり、注意が必要です。

豪ドルに関わる経済指標発表スケジュール

6月5日(月)10:45 (中国)5月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
6月6日(火)13:30 (豪州)豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
6月7日(水)10:30 (豪州)1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比、前期比)
6月7日(水)時刻未定 (中国)5月貿易収支(人民元、米ドル)
6月8日(木)8:50 (日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比、年率換算)
6月8日(木)8:50 (日本)4月国際収支・貿易収支
6月9日(木)10:30 (中国)5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
6月9日(木)10:30 (中国)5月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

豪ドルとはどのような通貨なのか、その特徴など基礎知識について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考下さい。
>豪ドル(オーストラリアドル)とは?今後の見通しや6つの特徴を解説

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