金(XAU)見通し (市況ニュース) :金は続落し1983ドル台|紛争拡大は見られず売りが優勢(2023年11月1日)

マーケットレポート

昨日(2023年10月31日)の金(XAU)動向振り返り

  • 終値:1983.9(-12.36)<-0.62%>

※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

金価格は続落。
市場は中東情勢に注目しており、紛争に地域的な拡大が見られないことに対して売りで反応した模様です。
また、市場は米政策金利や米雇用統計に注目しているとも報道されており、本日から週末にかけての経済イベントで価格が大きく変動する可能性があります。

なお、金に関する世界的な団体であるワールド・ゴールド・カウンシルによると、直近四半期における各国中銀の金購入量は、統計開始以来、過去3番目の大きさでした。

【金(XAU)】本日(2023年11月1日)のチャートテクニカル分析

【金(XAU)】本日(2023年11月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上ヒゲを残して引けて、2営業日連続の陰線をつけました。
一時的に節目の2000ドルを上回り直近高値に迫ったものの、売り圧力が強まって押し戻された形です。
陽連中の平均足は実体と上ヒゲが長く、その上にローソク足が位置していることから、上昇トレンドの一時的な押しと考えられます。
さらに押し目を作る場合はフィボナッチの23.6%が目安になりそうです。

<1時間足チャート分析>

もみ合いを経て上昇し平均足を上抜きましたが、レジスタンスラインが重なる水準で頭を押さえられ下落に転じました。
陰線を連続させて平均足と中期サポートラインを続けてブレイクしたあと、直近安値付近で下げ止まった状況です。
この一連の値動きで平均足の色は何度も転換しており、方向感がないことを示しています。
ここから下落する場合は直近安値を更新できるか、上昇に転じる場合はブレイクしたサポートラインでの攻防に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

10月31日(火)のXAUUSDは値動きが活発化し、値動きの変動幅(高値ー安値)は2909.0pips(1pip=0.01ドル)でした。
直近高値を更新できずに価格を下げた際の勢いが、ボラティリティに反映されました。

ボラティリティ グラフチャートはこちら

また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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