金(XAU)見通し (市況ニュース) :金価格は下落し1970ドル台|米10年債利回り上昇を受けた動き(2023年11月7日)

マーケットレポート

昨日(2023年11月6日)の金(XAU)動向振り返り

  • 終値:1977.975(-14.615)<-0.73%>

※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

金価格は、2000ドルを試すことなく反落。
イスラエルとハマスの武力衝突が継続しているものの、市場にサプライズをもたらす情報はなく、市場の関心は米10年債利回りに移った模様です。
米10年債利回りは上昇トレンドを形成しており、金価格にとって逆風になったと指摘されています。

【金(XAU)】本日(2023年11月7日)のチャートテクニカル分析

【金(XAU)】本日(2023年11月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日は反落して長めの陰線を作り、2営業日かけて上昇した分を全て打ち消しました。
ローソク足は平均足よりも上に位置しているものの、平均足は徐々に実体が短くなり、下ヒゲを出し始めており、上昇の勢いが弱まりつつあることを示唆しています。
続落して平均足を下抜き、フィボナッチの23.6%水準まで押すか、それとも反転上昇して直近高値を目指すかに注目です。

<1時間足チャート分析>

ローソク足は平均足を下抜くと、そのまま平均足の下での推移に移行し、下落が進んでいる状況です。
この一連の値動きで平均足は陽連から陰連に転換しています。
ただ、平均足は上下に長めのヒゲを出しており、方向感がないことを示唆しています。
目先は、さらに下落が続いて本格的な下降トレンドに移行するかがポイントになりそうです。
その場合は、直近安値に引かれた長期サポートラインも視野に入ります。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

6日(月)のXAUUSDは先週末に比べて値動きが小さく、値動きの変動幅(高値ー安値)は1567.5pips(1pip=0.01ドル)でした。
金価格に乱高下の様子は見られず、変動幅は落ち着いた動きです。

ボラティリティ グラフチャートはこちら

また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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