先週金曜日（2023年12月8日）の金(XAU)動向振り返り
- 終値：2004.44（-24.075）＜-1.19％＞
※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
金（XAU）は夜以降に下落。
日中から夜にかけて、金は米雇用統計発表を控えて穏やかな値動きで取引されました。
夜に米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数と失業率が市場予想よりも強い結果でした。
米政策金利の早期引き下げへの期待が後退したと報じられており、これが金価格の下落に影響した模様です。
また、米ドルが他の主要通貨に対して強く推移したことも、価格下落に作用したと考えられます。
なお、米商品先物取引委員会（CFTC）により金の投機的ネットポジションが公開され、およそ20万4,000の買い越しでした。
イスラエルとハマスの武力衝突以降、買い越し幅は増加トレンドで推移しています。
【金(XAU)】本日（2023年12月11日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年12月11日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は陰線をつけ、週の安値を更新しています。
平均足は陽連しているものの、ローソク足はその下に入りトレンド転換を示唆しています。
4日の急騰と急落の後は値動きが停滞したものの、8日は下落を再開する形となりました。
直近安値の更新はなされましたが11月上旬のレジスタンスラインにタッチしており、同ラインが今後サポートして機能するかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
ニューヨーク時間の急落の後の反発が続く状態です。
長期サポートラインを下抜いた後、上昇に転じて節目価格2000ドルを回復しました。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移中で、売り優勢の状態が続いています。
2000ドル回復で反発は一段落し下落を再開するか、それとも2000ドルにサポートされ上昇が続くか注目されます。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
XAUUSDのボラティリティグラフチャート（1日の変動幅の推移）
12月8日のXAUUSDの値動きの変動幅（高値ー安値）は、3932.5pips（1pip＝0.01ドル）でした。
金価格は米雇用統計発表を受けて大きく下落しており、値動きの変動幅は直近数日の値動きと比較して大きい値でした。
また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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