金(XAU)見通し (市況ニュース) :金価格は3営業日続伸し2082ドル|弱いISM製造業景況指数の影響を受けた模様(2024年3月4日)

マーケットレポート

先週金曜日(2024年3月1日)の金(XAU)動向振り返り

  • 終値:2082.73(+38.44)<+1.88%>

※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

金(XAU)は3営業日連続で上昇。

米国でISM製造業景況指数が発表され、市場予想だけでなく前回の値も下回る結果でした。
ドルインデックスは低下で反応しており、金価格は上昇しました。
FOMC(連邦公開市場委員会)による米政策金利の引き下げ見通しが強まった模様で、これも金価格の上昇要因だったと報じられています。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)により金の投機的ネットポジションが公開され、およそ14万2000の買い越しでした。
買い越し幅は昨年末を頂点として、徐々に減少しています。

【金(XAU)】本日(2024年3月4日)のチャートテクニカル分析

【金(XAU)】本日(2024年3月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年3月4日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は大陽線をつけ、1日で約50ドルの値幅となりました。
前日に平均足が陽転し、今後の上昇を示唆した後に急騰する結果となっています。
急騰により2月高値に加えて1月高値も突破しました。
目先は、12月28日の高値も超えるかどうかに注目です。

<1時間足チャート分析>

小幅な値動きの中で、前日高値を更新した後に急騰した形です。
平均足はおおむね陽連して、ローソク足は平均足の上にあり、上昇継続を示唆しています。
急騰後2090ドル目前で折り返しましたが、2080ドル台を維持して取引を終えました。
目先は、2090ドルを突破してさらに上昇が続くか、上昇は行き過ぎとして大きく反落するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

3月1日のXAUUSDの値動きの変動幅(高値ー安値)は、4927.0pips(1pip=0.01ドル)でした。
米国のISM製造業景況指数発表後に金価格は大きく上げており、値動きの変動幅は直近1か月間で最大でした。

ボラティリティ グラフチャートはこちら

また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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