テクニカル分析解説

カスタムインジケーター「OANDA_MACD」について詳しく紹介


1.MT4/MT5のMACDは使いづらい!


MT4(Meta Trader4)/MT5(Meta Trader5)に標準搭載されているMACDは、MACD(柱状グラフ)とシグナル(ライン)が表示されますが、両者のクロスを視覚的に判断しづらいという欠点があります。また、多くのチャートソフトではMACDをラインで表示するため、そちらのタイプの方が見やすいと感じる方がいるかもしれません。

そうした理由などから、標準搭載のMACDに使いづらさを感じる人にお勧めなのが、OANDAラボで提供するカスタムインジケーター「OANDA_MACD」です。こちらはMACDをラインで表示し、さらにMACDとシグナルの差をヒストグラムで示すものです。本口座をお持ちの方は、無料で利用することができます。

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2. OANDA_MACDの見方


OANDA_MACDのデフォルトは、12期間(短期EMA)、26期間(長期EMA)、9期間(シグナル)という設定で、MACDが黄色ライン、シグナルが青ラインで示されます。ヒストグラムはMACDとシグナルの差を表し、その差がプラスなら緑系、マイナスなら赤系の柱状グラフが描かれます。

緑系グラフは数値が上がれば濃緑、数値が下がれば薄緑に、赤系グラフは数値が下がれば赤、数値が上がれば桃色に濃度を変化させるのが特徴です。

画像1/ OANDA_MACD

OANDA_MACD

3.ヒストグラムでトレンド転換を先読み


標準搭載のMACDには存在せず、OANDA_MACDに追加されているヒストグラムは、トレンドの発生を察知するのに役立ちます。前述の通り、ヒストグラムはMACDとシグナルの差を表すもので、その差が拡大から収束に向かう(色が変化する)タイミングは両者のクロス、すなわちトレンドの転換を予兆するものとなります。

数あるトレンド系指標の中でも、最も早くトレンド転換を示唆するものの一つであり、また比較的ダマシが少ないのが特徴です。MACDの使い方としてあまり知られていないので、ぜひ活用してください。

画像/ヒストグラムの色の変化はトレンド転換を示唆

ヒストグラムの色の変化はトレンド転換を示唆

ヒストグラムによるトレンド転換のサインは、別のテクニカル指標によるサインと組み合わせると、より精度が向上します。もしくは、上位時間軸のヒストグラムも確認し、それをフィルターにするという考え方も有効です。

監修:山中康司氏

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長く為替トレーディングの第一線で活躍されてきた山中康司(やまなかやすじ)氏監修のもと、MACDの基本的な知識や使い方、トレーディングアイデアなどをご紹介します。またOANDAでは、MACDに関するオリジナルインジケーターを多数提供しています。このオリジナルインジケーターは、OANDAの口座をお持ちのお客様だけがお使いいただけます。


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