TradingViewの使い方

TradingView(トレーディングビュー)でCOTレポートを表示する方法

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COTレポートとは


COTレポートとは為替や商品においてしばしばシカゴの投機筋ポジションと呼ばれているものです。正式名称はCOTレポート(Commitments of Traders Report)で、米国のCFTC(先物取引委員会)が米国内で取引されている先物の取引状況を火曜締めでまとめ、金曜の引け時点で公表しているレポートです。

COTレポートには各種先物のポジション(取組高)をコマーシャル(実需)とノンコマーシャル(投機)に分けて発表されます。そのため、FXトレーダーの間では主要通貨のノンコマーシャルのポジションを見ることで、投機筋がどのようなポジションを持っているのか判断するとともに、その傾向を読み取ろうとすることに使われます。


TradingViewのCOTレポート


TradingViewでテクニカル指標を追加する方法は以下のリンクをご参照ください。

参考記事:Trading Viewにインジケーターを表示する方法や削除方法

TradingViewでは最近公式でこのCOTレポートが使えるようになりましたが、個人的にはコミュニティスクリプトで公開されているr_COTが見やすくてお勧めです。r_COTではコマーシャルとノンコマーシャルを分けて表示できますので、設定で以下のようにノンコマーシャルだけにして、表示もヒストグラムにしてあげるとよいでしょう。

r_COTの設定画面

ドル円の週足チャートに表示してみましょう。(週次の公表なので週足が見やすい)

ドル円の週足チャートに表示

コロナショック以降は一貫してドル売り(円買い)ポジションが続いていましたが、2021年3月にドル買い(円売り)に転換しその後は一貫して円売りポジションが継続しているということがわかります。このポジションが減らない限り現在の円安は簡単には終わらなそうに思えます。


本記事の監修者・山中康司氏


  • 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
  • 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
  • 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
  • 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。

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