TradingViewの使い方

TradingView(トレーディングビュー)のコミュニティスクリプトを活用する方法

TradingViewのプラン=全プラン対応
対象読者=中級以上


コミュニティスクリプトの人気度


TradingView(トレーディングビュー)インジケーターにはコミュニティスクリプトとしてユーザーが作成した膨大なテクニカル指標が登録されています。
あまりにも多いため、使うインジケーターが決まっている時は別として何か新しいインジケーターを使ってみようという際にどれを使ってよいのか決めるのは困難です。

そんな場合のヒントになるのが、「エディターズ・ピック」、「トップ」、「急上昇」の3つの分類です。

★image1_TradingViewインジケーターにはコミュニティスクリプトとしてユーザーが作成した膨大なテクニカル指標が登録されています

「エディターズ・ピック」はTradingViewの週刊メルマガで取り上げられたインジケーターですが、各国のメルマガ担当者が面白いと感じたインジケーターです。
メルマガ担当者は多くのインジケーターを見ているので変なピックアップがされることはありませんが、担当者の好みが反映される傾向もあります。

「トップ」は純粋に使われているユーザー数が多いインジケーターのランキングです。
上の画面がそれですが、最も多いインジケーターでは8万人以上のユーザーに利用されていることがわかります。
1位と2位の差が大きいので後ほどどんなインジケーターか見てみましょう。

「急上昇」は最近利用者が増えているインジケーターで旬のインジケーターと考えて良いでしょう。
ただ、利用者が一桁のインジケーターも数多くあり、ごく一時的に利用されたインジケーターも多そうですから、少なくとも利用者が100人程度以上のインジケーターから選んだ方がよさそうです。

ただ、こうした3つの人気度をはかる分類が追加されたことでコミュニティスクリプトも使い勝手がよくなったと思います。


Squeeze Momentum Indicator


Squeeze Momentum Indicator(スクイーズ・モメンタム・インジケーター)はトップカテゴリーの第1位ということでトップ・オブ・ザ・トップという感じでしょうか。
このスクイーズ・モメンタム・インジケーターはジョン・カーターの『Mastering the Trade』において紹介された手法で、ボリンジャーバンドとケルトナーチャンネルの位置関係からボラティリティを測るインジケーターです。

ボリンジャーバンドがケルトナーチャンネル内にある状態をスクイーズと呼びボラティリティが低い状態を示すというものです。
簡単な見方はゼロラインに示されている+の色が黒の状態がスクイーズ、黒からグレーに変わった場合にモメンタムの方向についていくという手法です。

2021年11月のユーロドル日足の例で見てみましょう。

★image2_2021年11月のユーロドル日足の例で見てみましょう

サブチャートに表示されているインジケーターがスクイーズ・モメンタム・インジケーターです。

ゼロラインの青の四角で囲った部分をご覧ください。
黒の+が11月15日(緑の垂直線)の位置にグレーになりました。
その時のモメンタムは赤(ゼロラインより下)ですから売りということになります、モメンタムの見方としては同じ赤でも傾きの変化(赤から茶色への変化)をもって下降トレンドが終わった、つまり買い戻しという見方が個人的には好みです。

同じように買いの場合は、ゼロラインの+が黒からグレーに転じた際にモメンタムが緑であることとなりますが、上記チャートでは9月3日に発生しています。

人気があるから当たるインジケーターというわけではありませんが、ボラティリティと方向性をわかりやすく示しているインジケーターという意味では使ってみる価値があるかもしれません。


本記事の監修者・山中康司氏


  • 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
  • 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
  • 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
  • 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。

Tradingviewを学びたい方へオススメコンテンツ

TradingView

OANDAでは、Tradingviewの様々な使い方に関するコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもTradingviewを使いこなせるようになるでしょう。またTradingviewからOANDAの口座にログインすることで、Tradingviewを使い取引が行えます。他社にはないサービスなので、ぜひ口座開設をご検討ください。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする

ホーム » TradingViewの使い方 » TradingView(トレーディングビュー)のコミュニティスクリプトを活用する方法