TradingViewの使い方

TradingView(トレーディングビュー)でMTPC(マルチタイム期間チャート)を表示する方法

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対象読者=初級以上


MTPCとは


MTPCとはMulti-Time Period Chartsの頭文字で日本語ではマルチタイム期間チャートと訳されています。言葉が示す通り、TradingViewでマルチタイムフレーム移動平均線を表示させる方法で紹介したMTF MA(複数時間枠の移動平均線)のようにMTF系のテクニカル指標で、下位の時間枠のローソク足をエンカプセル(カプセルで包む)する手法です。

例えば1時間足(下位の時間枠)のチャートを見ている時に、1時間足を24本ずつ日足(上位の時間枠)でエンカプセルすることで見やすくしてあげることが出来ます。


MTPCを見やすく設定


TradingViewでテクニカル指標を追加する方法は以下のリンクをご参照ください。

参考記事:Trading Viewにインジケーターを表示する方法や削除方法

MPTCはテクニカル指標の検索でMTPCと入れれば出てきます。上述した1時間足をUSDJPYで出した状態でMTPCを表示するとデフォルト(Auto Time Frameにチェックが入っている状態)で以下のように表示されます。

MTPCのデフォルト

1時間足が24本ずつ日足単位でまとまっていることがわかりますが、色はデフォルトで日足が陽線ならば緑背景、日足が陰線ならば赤背景になります。

次にもうひとつMTPCを追加します。追加した方はAuto Time Frameのチェックを外し、パラメータのTime Frameを1週にします。Calculationは通常のレンジ表示で問題ありませんので変える必要はありません。次に実体という文字の両側にある色を薄くして、薄い緑と薄い赤に変えます。

MTPCのパラメーター

このようにすると2種類のMTPCが以下のように表示されるはずです。

2種類のMTPC


MPTCの見方と組み合わせ


MPTC自体は他のテクニカル指標と違って売買のシグナルやトレンドの転換をリアルタイムで判断する指標ではありません。過去のチャートを振り返ってみる時にチャートを見やすく整理する時に便利なものです。単にローソク足だけのチャートに比べて例として出した1時間足チャートの方がより時間のイメージが掴みやすくなることは間違いありません。

チャートとMTPCの組み合わせとして例に挙げた「1時間足、自動=日足、週足」以外にも「日足、自動=週足、月足」、「週足、自動=月足、年(12か月)足」といった組み合わせが使いやすい組み合わせです。

ザラバで5分足チャートを見る方は「5分足、1時間足、日足」といった組み合わせなど、自分が後から振り返る時に見やすい設定を使うとよいでしょう。


本記事の監修者・山中康司氏


  • 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
  • 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
  • 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
  • 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。

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