TradingView（トレーディングビュー）でATRを設定する方法

TradingView（トレーディングビュー）でATRを設定する方法を紹介します。
ATRの正式名称は「Average True Range」で、相場の平均的な値動きを示すオシレーター系のテクニカル指標です。
現在の相場がどれくらい動くかを予測できるのが特徴で、利益確定や損切りの値幅を決める際によく用いられます。
ATRにはどのような設定があるのかを、ここで確認しておきましょう。

★image1_TradingViewでATRを設定する方法

ATRをチャートに追加する方法

TradingViewでチャート上にATRを追加する方法は次の通りです。

TradingViewを立ち上げ、チャート上部のツールバーにある「インジケーター」をクリック、もしくはチャートのローソク足の上で右クリック→「～でインジケーター／ストラテジーを追加」をクリックします。

★image2_TradingViewでチャート上にATRを追加する方法

★image3_チャートのローソク足の上で右クリック→「～でインジケーター／ストラテジーを追加」をクリック(ATR)

インジケーターウィンドウが開くので、「テクニカル」→「インジケーター」から「ATR（アベレージ・トゥルー・レンジ）」をクリックします。
これで、チャートにATRが表示されます。

★image4_「テクニカル」→「インジケーター」から「ATR（アベレージ・トゥルー・レンジ）」をクリック

また、インジケーターウィンドウ上部にある検索ボックスで表示させたいインジケーターを検索する方法もあります。
例えば、検索ボックスに「ATR」と入力して検索すれば、「ATR（アベレージ・トゥルー・レンジ）」が簡単に見つかり、素早く表示できます。

★image5_検索ボックスで表示させたいインジケーターを検索(ATR)

ATRの設定画面の使用方法

インジケーターの設定画面は、「表示中のインジケーターをダブルクリック」「チャート左上のインジケーター名をダブルクリック」「インジケーター名にマウスカーソルを合わせると出てくる歯車の形をした設定アイコンをクリック」のいずれかで表示できます。
他にもやり方はいくつかありますが、簡単なのはこの3つです。

★image6_インジケーターの設定画面(ATR)

ATRの設定画面は、「パラメーター」「スタイル」「可視性」に分かれており、画面上部のタブで切り替えることができます。
全ての設定が完了したら、「OK」をクリックしましょう。
なお、「OK」の左側にある「デフォ…」をクリックすると、設定のリセットや設定の保存が可能です。

「パラメーター」の設定内容

「パラメーター」では、表示するATRの時間足や期間などを設定します。

★image7_「パラメーター」で、表示するATRの時間足や期間などを設定

①期間

ATRを算出する期間を設定します。
デフォルトの期間は「14」です。

②平滑化

ATRの算出に用いる移動平均線の種類を選択します。
デフォルトの種類は「RMA」です。

・RMA（修正移動平均線）
・SMA（単純移動平均線）
・EMA（指数平滑移動平均線）
・WMA（加重移動平均線）

③時間足

どの時間足のATRを表示するか選択します。
デフォルトは「チャート」で、その場合はチャートに表示中の時間足のATRが表示されます。

④時間足の確定を待つ

③で決めた時間足が、表示されているチャートの時間足よりも上位だった場合に、ATRのデータを更新するタイミングを設定します。
「時間足の確定を待つ」にチェックを入れると、上位の時間足が確定するのを待って計算を行い、少し遅れてATRのデータが更新されるようになります。

「スタイル」の設定内容

「スタイル」では、ATRの線の色や太さ、種類などを設定します。

★image8_「スタイル」で、ATRの線の色や太さ、種類などを設定

①ATR

ATRの表示／非表示を設定します。
また、ATRの線の色や不透明度、太さ、種類を変更できます。

②精度

ATRの値を小数点第何位まで表示するかを設定できます。

・デフォルト
・0
・1
・2
・3
・4
・5
・6
・7
・8

③価格スケールのラベル

価格スケールのラベルの表示／非表示を設定します。

④ステータスラインの値

ステータスラインの値の表示／非表示を設定します。

「可視性」の設定内容

「可視性」では、ATRの表示／非表示を時間軸ごとに設定します。
チェックボックスにチェックを入れた時間軸でのみATRが表示される仕組みで、チェックをはずすと非表示に切り替わります。

★image9_「可視性」で、ATRの表示／非表示を時間軸ごとに設定

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