TradingViewの使い方

Tradingview(トレーディングビュー)で出来高や24時間出来高を表示する方法

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出来高とは


株式や商品は取引所で取引されるため出来高(ボリューム)や取組高(ポジション)といった数字は公式の数字ということになりますが、FXやCFDの場合はその業者だけの数字となるため、公式の数字というものは存在しません。

しかし流動性が高いFXやCFDは基本的にどの業者においても似たような傾向を示しますので、十分に参考になります。ここではFXからUSDJPYの出来高を表示させてみましょう。インジケータの「volume」を追加し、チャートは1時間足で表示したものです。

流動性が高いFXやCFDは基本的にどの業者においても似たような傾向を示しますので、十分に参考になります

日銀会合前後の債券市場における金利上昇と日銀の連続指値オペ強化で円高に振れての行って来いの動きでは出来高が増えている様子がわかりますね。いわゆる出来高を伴った売買というものです。逆に出来高が少なく動いている場合はオーダーが薄く動いてしまったということになりますが、FXの場合は滅多にあることではありません。


24時間出来高


TradingViewでは出来高系のインジケータが充実していますが、最近24時間出来高というインジケータ(24-hour Volume)が追加されました。

TradingViewでは出来高系のインジケータが充実していますが、最近24時間出来高というインジケータ(24-hour Volume)が追加されました

先ほどの出来高の下に24時間出来高を表示してみました。日足で表示させると通常の出来高と24時間出来高に違いが無いため、1時間足などのザラバ足で表示させないと意味が無いようです。

挙動を見ると毎週月曜始値時点でゼロにリセットされ、上昇時の出来高をプラス、下降時の出来高をマイナスとして積算している出来高であることがわかります。この計算手法は他の出来高系のインジケータでもよく見られるものですが、この24時間出来高の山の高さから「上昇時には前回の山を越える動き、下降時には前回の谷を下回る動き」が見られた場合に動きが出てくると言えそうです。

また上昇時に出来高が減少するといった価格と出来高のダイバージェンスは値動きに歪みが出ているとして調整の前兆と考えることも可能です。

個人的には出来高系のインジケータは一般的なインジケータに比べると扱いが難しい(明確なシグナルとして使いにくい)ため、これまでほとんど使ってきませんでしたが、個別株の取り引きを行う投資家の場合には積極的に取り入れてもよいと思います。


本記事の監修者・山中康司氏


  • 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
  • 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
  • 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
  • 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。

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