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VXN指数とは|特徴・見方・他の指数との違いなどをわかりやすく解説


VXN指数とは、ナスダック100指数について、市場が予想する今後約30日間のボラティリティを表す指数です。

ナスダック100指数のオプション価格を基に、Cboe Global Marketsが算出・公表しています。

VIX指数(恐怖指数)のナスダック100版という性質です。

本記事では、VXN指数の特徴や見方、他の指数との違いなどをわかりやすく解説します。

VXN指数とは

VXN指数がどのような指数なのかを解説していきます。

  • ・VXN指数の意味・特徴
  • ・VXN指数の算出元

VXN指数の意味・特徴

VXN指数とは、ナスダック100指数について市場が予想する今後約30日間のボラティリティを表す指数です。

正式名称は「Cboe NASDAQ-100 Volatility Index」で、略してVXNと呼ばれています。

VIX指数(恐怖指数)と似た性質を持っており、そのナスダック100指数版ともいえます。

VIX指数は、S&P500を対象に、市場が予想する今後約30日間のボラティリティを表す指数です。

株式市場の先行きに対する不安や警戒感が強まると上昇しやすいことから、一般に「恐怖指数」とも呼ばれています。

ただし、VIX指数やVXN指数が示しているのは、株価が上昇するか下落するかという方向ではなく、将来の値動きがどの程度大きくなると予想されているかです。

VXN指数の算出元

VXN指数はCboe Global Marketsがナスダック100指数のオプション価格を基に算出・公表しています。

Cboe Global Marketsは世界有数のオプション取引所であるシカゴオプション取引所などの運営会社です。

VXN指数の見方

VXN指数の基本的な見方を解説していきます。

  • ・数値の目安
  • ・上昇・下落の意味

数値の目安

算出元のCboe Global Marketsは明確な基準は設定していません。

市場環境によって平常時の水準は異なるため、単体の数値だけでなく、過去の水準や推移を確認するのが重要です。

急上昇していれば先行きへの警戒感が高まっており、低下していれば先行きへの警戒感が後退していると考えられます。

上昇・下落の意味

VXN指数が上昇すると、市場参加者が今後のボラティリティが高まると考えていることを示し、下落すると今後のボラティリティは低下すると予想していることを示します。

一般的に、株価の急落や中央銀行金融政策の不透明感、地政学リスクの高まりなどで市場の警戒感が高まれば、VXN指数は上昇しやすい傾向があります。

反対に、市場の警戒感が後退すればVXN指数は下落しやすいです。

VXN指数の主な変動要因

VXN指数の主な変動要因について解説します。

  • ・ハイテク株の決算発表
  • ・米国金利の変動
  • ・地政学リスク・経済危機

ハイテク株の決算発表

VXN指数はナスダック100指数のオプション価格を基に算出されているため、大型ハイテク株の決算発表前後は変動しやすい傾向があります。

決算発表前に市場参加者が業績や将来の見通しに不透明感を抱えている場合は、VXN指数が上昇する場合があります。

反対に、決算発表を通過して先行きへの不透明感が後退すると、VXN指数が低下する場合があります。

米国金利の変動

VXN指数の対象であるナスダック100指数はテック関連の影響が大きいため、米国の金利変動の影響を受けやすい特徴があります。

米国の利上げ観測の高まりや連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しの変化などでナスダック100指数の先行きに対する不確実性が高まると、VXN指数が上昇することがあります。

ただし、米国の金利変動が必ずしもVXN指数に影響を及ぼすわけではありません。

地政学リスク・経済危機

地政学リスクや経済危機への懸念が高まると投資家のリスク回避の動きが強まり、株式市場の値動きが大きくなることがあります。

そのような場面ではナスダック100指数の先行きにも不透明感が高まり、VXN指数は上昇する可能性があります。

VXN指数と他のボラティリティ指数の違い

VXN指数と他のボラティリティ指数の違いを解説します。

  • ・VXN指数とVIX指数の違い
  • ・VXN指数と日経平均VIの違い
  • ・VXN指数とVSTOXXの違い

VXN指数とVIX指数の違い

Cboe Global Marketsが算出・公表している指数にVIX指数があります。

VXN指数と同じく市場のボラティリティを表しており、投資家が相場の先行きに不透明感を抱いていると上昇する傾向があります。

VXN指数との大きな違いは、対象の株価指数です。

VXN指数はナスダック100指数を対象とするオプション価格を基にしていますが、VIX指数はS&P500を対象とするオプション価格から算出されます。

VXN指数と日経平均VIの違い

日本においてVXN指数とよく似ている指標に、日経平均株価の予想変動率を表す日経平均VIもあります。

VXN指数とは、算出に使用するオプション価格が異なります。

日経平均VIは日経平均先物と日経平均オプションから算出され、対象は日経平均株価です。

一方のVXN指数はナスダック100指数のオプション価格から算出され、ナスダック100指数を対象としています。

VXN指数とVSTOXXの違い

ユーロ圏の株式市場のボラティリティの予想を表しているVSTOXXという指数もあります。

VXN指数との違いは、算出元や算出に使用するオプション価格です。

VSTOXXはSTOXXが算出しており、ユーロ圏の代表的な企業で構成された株価指数であるユーロ・ストックス50のオプション価格から算出されています。

VXN指数はCboe Global Marketsがナスダック100指数のオプション価格から算出しています。

VXN指数に関するQ&A

VXN指数に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・VXN指数はどこで確認できますか?
  • ・VXN指数が上昇すると株価は下落しますか?
  • ・VXN指数はFX取引にも活用できますか?

VXN指数はどこで確認できますか?

Cboe Global Marketsの公式サイトで公開されています。

また、金融情報サイトや証券会社などで提供している場合もあります。

VXN指数が上昇すると株価は下落しますか?

VXN指数が上昇したからといって、ナスダック100指数や全ての株価が必ず下落するわけではありません。

VXN指数は株価の方向ではなく、将来の値動きがどの程度大きくなると予想されているかを表す指数です。

VXN指数はFX取引にも活用できますか?

VXN指数が上昇するような局面では株式市場に警戒感が高まり、為替市場もリスク回避に動く可能性があります。

なお、VXN指数は為替相場の方向を示すわけではありません。

【まとめ】VXN指数とは|特徴・見方・他の指数との違いなどをわかりやすく解説

VXN指数とは、ナスダック100指数について市場が予想する今後約30日間のボラティリティを表す指数です。

VIX指数に似た性質で、そのナスダック100指数版ともいえます。

ナスダック100指数のオプション価格を基に、Cboe Global Marketsが算出・公表しています。

一般的に、ナスダック100指数の警戒感が強まるとVXN指数は上昇し、先行きが楽観視されると低下する傾向があります。

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