FXに関するコラム・豆知識

収益を安定させる通貨ペア選びのヒント

市場のボラティリティは低下中!?

2019年3月現在、為替市場のボラティリティは2014年に記録した史上最低水準に次ぐ歴史的な低水準に落ち込んでいます。

2014年半ばから為替市場のボラティリティは急上昇を開始(米ドル円も2014年5月の100円台から2015年5月には125円台まで上昇)。
2016年6月の英国の国民投票と11月の米国大統領選挙をという大きな材料を控えて、市場は激しい変動を続けました。

しかしながら、2017年以降は市場のボラティリティは低下の一途にあります。
2018年米ドル円の年間レンジは、変動相場制導入後の最低水準を更新しました。

ボラティリティが狭い相場で重視すべき点は?

力強いマクロのトレンド相場では、トレンドに乗ることで大きな収益をあげることができます。

反対に大きなトレンドのないレンジ相場では、マクロのトレンドを予想してポジションを取るよりも、レンジ相場ならでは値動きのパターンを探して、エントリーと利食いを繰り返し、収益を積み上げていく戦略を考える必要があります。
マクロのトレンドを探すのではなく、レンジ相場が続くことを想定してトレードするのであれば、次の2点を重視して取引通貨ペアを選ぶことが重要です。

  • 1.流動性が高い
  • 2.スプレッドが狭い

流動性が高く、スプレッドが狭い通貨ペアは?

金融先物取引協会の統計資料によれば、日本のお客様の取引額が最も大きな通貨ペアはUSD/JPYです。

2018年の年間を通して少なくても毎月50%超、多い月では70%弱ものシェアを占めています。
USD/JPYは為替市場の主要通貨ペアとして流動性が高く、OANDA証券が最も狭いスプレッドで提供している通貨ペアです。

金融先物取引協会の統計資料はこちら

一方、グローバルの為替市場で最も大きく取引されている通貨ペアは、EUR/USDです。
2022年最新の国際決済銀行(BIS)の統計では、EUR/USDのシェアは20%を超えてUSD/JPYを上回り第1位です。

世界の通貨ペア毎の取引シェア(2022年) 出典:BIS(国際決済銀行)

EURUSDにも目を向けてみよう!

前述の金融先物取引協会の統計資料によれば、EUR/USDの取引シェアは毎月10%前後です。
一般的に日本のお客様はクロス円の通貨ペアを好んで取引する傾向があり、EUR/USDよりもEUR/JPYの方が取引高が多い傾向にあります。

一方でOANDA証券のお客様の間では、2018年のEUR/USDの取引シェアは20%を超えてUSD/JPYに次いで人気の高い通貨ペアです。

またEUR/USDは2016年7月の東京サーバー導入以降、OANDA証券のお客様が最も大きな収益を上げている通貨ペアでもあります。

OANDA FXラボにはオーダーブックをはじめとして、お客様のトレーダーとしての成功をサポートするさまざまなツールをご用意しております。
ぜひご活用ください。


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