OANDA_Multi_MACDを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Multi_MACD」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_MACD」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_MACD（以下、マルチタイムMACD）は、現在表示している時間足だけでなく、より上位の時間足のMACDを表示できるインジケーターです。
複数のチャートを開かずに、マルチタイムフレーム分析をしながら取引することが可能になっています。
MACDはEMA（指数平滑移動平均線）に基づいて計算されるインジケーターであるため、他のインジケーターと比較して、トレンドの発生や転換点をいち早く捉えることが可能です。
画像1/OANDA_Multi_MACDを表示したチャート
2.トレード手順
上位足のMACDを見ながらトレンドの転換点を探り、ローソク足分析でエントリーする手法を紹介します。
今回使用するチャートはドル円の15分足、表示するマルチタイムMACDは1時間足のものです（パラメーターは全て初期値）。
＜手順①＞
MACDとシグナルがクロスしている箇所を探す
チャートにマルチタイムMACDを適用します。
MACDとシグナルラインがゴールデンクロスしたら買い優勢、デッドクロスしたら売り優勢と考え、チャートからエントリーポイントを探しましょう。
＜手順②＞
重要な高値や安値をブレイクでエントリー
節目となる水平線をローソク足の終値がブレイクアウトしたら、順張り方向にエントリーします。
損切りは買いエントリーであれば直近安値の少し下、売りエントリーであれば直近高値の少し上に置きます。
リスクリワード比率が1：1以上となるポイントを狙います。
＜手順③＞
直近の高値・安値を参考に利益確定
買いエントリーの場合は価格が直近の高値まで到達したら、売りエントリーの場合は直近の安値まで到達したら利益確定です。
MACDとシグナルのクロスを参考に決済しても良いでしょう。
画像2/トレード例
＜総括＞
上位足のMACDとブレイクアウトを組み合わせた、トレンドの転換を素早く捉えるトレード手法です。
上位足のMACDを使うことで、ダマシを防いで大きなトレンドの転換点を狙うことができます。
直近で大きな値動きが発生したあとに、ボラティリティが落ち着いて徐々に勢いを失ってきたタイミングを狙うと良いでしょう。
MACDとシグナルラインのクロスが頻発しているとき、MACDと0ラインの距離が近いとき、レンジ相場で十分なボラティリティが期待できないときには、価格がもつれてダマシとなる可能性が高いため、エントリーを見送るのが望ましいです。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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