OANDA_Indiceis_ROCを利用したトレードアイデア

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1.「OANDA_Indiceis_ROC」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Indiceis_ROC」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
なお、このインジケーターはOANDA東京サーバ限定で使用できるので注意してください。
OANDA_Indiceis_ROC（以下、株価指数変化率）は、サブチャート上に主要各国の株価指数CFDの価格の変化率を表示できます。
表示できる銘柄は、US30（米国NYダウ）、US500（米国S&P500）、US100（米国ナスダック）、JP225（日本）、UK100（英国）、GER30（ドイツ）、CHINA50（中国）の7種類です。

パラメーターからラインの色や太さ、銘柄ごとの表示の有無を選択できるほか、計算方法を指定した日時からの変化率と、毎日特定の時間からの変化率の2種類から選択可能です。

一般的に、株価指数とその国の通貨の強弱には、相関があると考えられます。
直近でどの国の株価指数が買われたり、売られたりしているのかを確認しながら、トレードする通貨ペアの選択をしたり、売買の方向性とタイミングの判断をすることができます。

画像1/OANDA_Indiceis_ROCを表示したチャート

2.トレード手順

JP225とドル円の相関性を利用した、デイトレードの手法について紹介します。
使用する通貨ペアはドル円の15分足です。
株価指数変化率の計算方法は、デフォルトの「指定した日時」から「毎日指定した時刻」に変更しているので注意してください。

＜手順①＞
株価指数変化率とEMAをセットし、JP225とドル円の変化率の乖離を探す

株価指数変化率と、期間100のEMA（指数平滑移動平均線）をチャートに表示します。
そして、JP225がドル円よりも先行して買われたり売られたりしている箇所を探しましょう。
JP225とドル円の変化率に乖離がある場合、その差は時間と共に収れんすると考えられるため、変化率の傾きの方向へのエントリーを検討します。

＜手順②＞
ローソク足の終値がEMAをブレイクしたらエントリー

上記の方法により、あらかじめエントリー方向を定めた上で、ローソク足の終値がEMAを上抜いたら買いエントリー、下抜いたら売りエントリーです。
損切りは、買いエントリーであれば直近安値の少し下、売りエントリーであれば直近高値の少し上に置きます。

＜手順③＞
直近の高値・安値に達するか、米国市場のクローズ時間で決済

買いエントリーであれば直近の高値、売りエントリーであれば直近の安値に到達したら利益確定します。
また、価格がEMAに再度タッチしたら決済しても良いでしょう。
なお、あくまでも日中の変化率に基づいてトレードするため、サインが発生しなくても米国市場のクローズまでには決済します。

画像2/トレード例

＜総括＞

JP225とドル円の方向感のズレを利用したトレード手法です。
株価指数変化率を参考に、大きな方向感を判断しつつ、実際のエントリーはチャートを見ながら判断することで、より明確な根拠に基づいてエントリーできます。

今回のトレード例では、移動平均線を使用していますが、チャートパターンや水平線のブレイクアウトを参考にしてポジションを持つのも良いでしょう（今回のトレード例では、ヘッドアンドショルダーからの安値ブレイクがチャート上で確認できます）。
普段のトレードと同様、リスクリワード比率に注意して、損切りが深くなりすぎないポイントを探すことが大切です。

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