FXに関するコラム・豆知識

OANDA_Shortcutを利用したトレードアイデア


1.「OANDA_Shortcut」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Shortcut」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Shortcut(以下、ショートカット)は、水平線、垂直線、トレンドライン、平行チャネル、フィボナッチリトレースメントといった各種ラインを、キーボードとマウスだけでチャートに描画できるインジケーターです。
ラインの始点で特定のキーを押してから、終点で他のキーを押すとラインを引くことができます。
それぞれのキーは、次のラインに対応しています。

「H」:水平線(Horizontal line)
「V」:垂直線(Vertical line)
「T」:トレンドライン(Trend line)
「E」:平行チャネル(Channel)
「F」:フィボナッチリトレースメント(Fibonacci retracement)

「P」キーを押すと表示されるパレットから、ラインの色、太さ、スタイル、左右への延長も設定できるため、デフォルトのライン描画機能を使うよりも、素早く簡単にチャート上にラインを引くことができます。

画像1OANDA_Shortcutを表示したチャート
画像1/OANDA_Shortcutを表示したチャート

2.トレード手順

ショートカットを使って平行チャネルを描画し、エントリーポイントを探るトレンドフォローの手法を紹介します。
あらかじめ「P」キーを押すと表示されるパレットから、ラインの色、太さ、スタイル、延長の有無を設定しておきましょう。
今回は太さ(WIDTH)を「3」、右に延長(RAY R)を「ON」に設定しています。
適用するチャートはドル円の4時間足です。

<手順①>
チャート上に平行チャネルを引く

チャート上に平行チャネルを引ける箇所を探します。
明確な上昇もしくは下降トレンドが発生しており、2点以上の高値・安値を結んだときに、きれいなチャネルとなる状態になったらエントリーのチャンスです。
なお、平行チャネルは「E」キーを押しながらクリックすると描画できます。
チャネルの微調整は描画後にダブルクリックで行えます。

<手順②>
ローソク足がチャネル上の押し目・戻りにタッチしたらエントリー

上昇トレンド中であれば、ローソク足がチャネルの下限にタッチしたときに買いエントリーします。
同様に、下降トレンド中であれば、ローソク足がチャネルの上限にタッチしたときに売りエントリーです。
損切りはリスクリワード比率が1:2以上になるよう、チャネルの高値と安値の幅を基準に、その半分から4分の1前後に設定します。
直近に目安となる高値や安値があれば、損切りの参考にしても良いでしょう。

<手順③>
チャネルの反対側にローソク足が到達したら利益確定

買いエントリーの場合は、ローソク足がチャネルの上限にタッチしたら利益確定です。
同様に、売りエントリーの場合は、ローソク足がチャネルの下限にタッチしたら利益確定とします。

画像2トレード例(OANDA_Shortcut)
画像2/トレード例

<総括>

平行チャネルを使ったオーソドックスなトレード手法です。
トレンド方向へのエントリーだけでなく、チャネルの上下限でのドテンや逆張りを狙っても良いでしょう。
ただしトレンドフォローと比べて利幅は小さくなりやすいので注意が必要です。

トレンドラインやチャネルを引く際は、できれば3点以上の明確に反発しているポイントを探すこと、神経質になりすぎずにざっくりとラインを引くことを意識して、明確なラインが見つからないときは無理にトレードしないことが大切です。

また、チャネルの上限と下限の間にミドルラインを引いて、ポジションの追加や部分決済の目安としても良いでしょう。

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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