OANDA_Multi_Pivotを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Multi_Pivot」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_Pivot」を用いた逆張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_Pivot(以下、マルチタイムピボット)とは、チャート上にPivotの水準を表示してくれるインジケーターです。
Pivotは前日の日足の高値、安値、終値に基づいて計算されるラインのことで、基準線となるPPと、レジスタンスとなるR1、R2、R3(HBOP)、サポートとなるS1、S2、S3(LBOP)の合計7つのラインによって構成されます。
PPは前日の高値、安値、終値を足して3で割ったもので、このラインよりも価格が上にあるか下にあるかで、現在のトレンドや勢いを分析できます。
マルチタイムピボットは、日足以外の時間足でも表示が可能です。
例えば、30分足チャートに4時間足のPivotを表示することもできます。
画像1/OANDA_Multi_Pivotを表示したチャート
2.トレード手順
Pivotを利用したラインでの逆張り手法を紹介します。
使用するチャートはドル円の15分足、表示するマルチタイムピボットは日足のものです。
<手順①>
チャートにマルチタイムピボットをセットし、サポートやレジスタンスとして機能しているラインを探す
チャートにマルチタイムピボットを適用します。
直近でR1、R2、R3(HBOP)、S1、S2、S3(LBOP)のいずれかがサポートやレジスタンスとして機能しているかどうか確認します。
このトレード例のチャートでは、S1付近で価格が反発しているのが確認できました。
<手順②>
ローソク足がラインにタッチしたあとに反発したら逆張りでエントリー
再度ローソク足がラインに接近してタッチしたあとに、ローソク足が反発を示したらラインを背に逆張りでエントリーします。
損切りはエントリーに利用したラインから10pipsほど離れた水準に置きましょう。
<手順③>
買いの場合は一段上、売りの場合は一段下のラインにタッチしたら利益確定
買いエントリーの場合は、1つ上のラインにタッチしたら利益確定です。
同様に、売りエントリーの場合は1つ下のラインにタッチしたら利益確定します。
このトレード例のチャートでは、S1の1つ上のPPにタッチしたところで利食いしています。
画像2/トレード例
<総括>
Pivotを利用したサポートやレジスタンスでのトレードアイデアです。
PivotのR1、R2、R3(HBOP)、S1、S2、S3(LBOP)は常にレジスタンスやサポートとして機能するわけでないため、ローソク足の形状や直近の高値、安値をしっかり確認してからエントリーすることが大切です。
直近で特段の大きな材料がない通貨ペアや、値動きが安定していてレンジになりやすい時間帯を狙って取引するのも良いでしょう。
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OANDA Lab編集部
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