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OANDA_Multi_Stochasticを利用したトレードアイデア


1.「OANDA_Multi_Stochastic」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_Stochastic」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Multi_Stochastic(以下、マルチタイムストキャスティクス)とは、現在表示している時間足よりも上位の時間足のストキャスティクスを表示できるインジケーターです。
例えば、30分足チャートに4時間足と日足のストキャスティクスを表示できます。
複数のチャートを開かずに、マルチタイムフレーム分析をしながら取引できるのがメリットです。

OANDA_Multi_Stochasticを表示したチャート

画像1/OANDA_Multi_Stochasticを表示したチャート

2.トレード手順

上位足のストキャスティクスを参考にしながら、下位足でエントリーポイントを探すスキャルピングの手法を紹介します。
使用するチャートはポンドドルの1分足、表示するストキャスティクスは5分足のものです。

<手順①>
チャートにマルチタイムストキャスティクスをセットし、高値圏や安値圏でクロスしている箇所を探す

マルチタイムストキャスティクスをチャートに適用します。
上位足のストキャスティクスが高値圏もしくは安値圏においてクロスしている箇所を探します。
高値圏においてデッドクロスした場合は売り目線、安値圏においてゴールデンクロスした場合は買い目線です。

<手順②>
重要な水平線やトレンドラインをブレイクしたらエントリー

ローソク足チャートに水平線やトレンドラインを引いて、ローソク足の終値がその水準をブレイクしたタイミングでエントリーします。
損切りは買いエントリーであれば直近安値の少し下、売りエントリーであれば直近高値の少し上に置きます。
大きくブレイクアウトした場合は、価格が戻るのを待ってライン付近まで引きつけてからエントリーします。

<手順③>
ストキャスティクスが再度クロスしたら決済

買いエントリーの場合は、上位足のストキャスティクスが高値圏でデッドクロスしたら決済します。
同様に、売りエントリーの場合は、上位足のストキャスティクスが安値圏でゴールデンクロスしたら決済です。

価格が直近安値などの節目となる水準に達したときや、十分な含み益(10~20pips前後)となった場合には、ストキャスティクスの決済サインを待たずに利益確定しても構いません。
このトレード例の場合では、節目となる1.2300ドルに達した時点で決済しても良いでしょう。

ストキャスティクスが再度クロスしたら決済

画像2/トレード例

<総括>

上位足のストキャスティクスとローソク足分析を組み合わせて価格の反転を狙う手法です。
1分足という超短期でのトレードなので、スプレッドが狭い通貨ペアやボラティリティが十分にある日中の時間帯を狙って取引しましょう。
エントリーの際は十分な値動きが期待できて、損切りが深くなりすぎないポイントを探すことが重要です。

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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