FX市場では、国債格付けに注目
投資不適格(ジャンク級)への引き下げには要注意!?
FX市場では各国の国債格付けの変更により、相場が大きく動くことがあります。
過去には米国債の格付けが引き下げられたことにより、市場全体に大きなインパクトを与えたこともありました。
昨今では、南欧の国債や新興国の国債格付けが注目されることが多いです。
格付けを行う機関は複数ありますが、注目されるのはスタンダード&プアーズ(S&P)、ムーディーズ(Moody’s)、フィッチ(Fitch)の三大格付け機関のものです。
各格付け機関は次の表の表記で各国の国債の格付けを行っています。
また、このほか、格付けの見通しも公表していますが、見通しに変化が生じた場合にも市場が過敏に反応することもあるため、最新の報道に注意したいです。
格付け機関からの発表は、週末に発表されることも多いため、週を跨いでポジションを保有する場合は注意が必要です。
国債の格付けをチェックする上で、特に注目すべき点は、投資不適格への格下げです。
S&P、フィッチのBB+以下、ムーディーズのBa1以下は投資不適格、いわゆるジャンク級と呼ばれる格付けとなり、信用を失った状態となり、その国の通貨が大きく売られる可能性が高まるため、ジャンク級に格下げされる可能性が出てきた段階からその国の通貨が売られやすくなる傾向がありますので注意したいです。
【3大格付け会社の格付け表記】
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