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「OANDA_Psychological」を利用した逆張りのトレードアイデアについて解説

1.「OANDA_Psychological」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Psychological」を使った逆張りのトレードアイデアを紹介します。
サイコロジカルラインは、オシレーター系テクニカル指標の原型ともいわれる存在です。

サイコロジカルラインとは、相場参加者の心理を表すテクニカル指標で、「一定期間において、終値が上昇した日数が何日あるか」から求めます
一定期間として12日間を用いるのが一般的で、そのうち上昇した日が9日あれば75%(9日÷12日×100)と計算します。
サイコロジカルラインは0~100%の間で推移し、25%以下なら売られ過ぎなので買い目線、75%以上なら買われ過ぎなので売り目線で考えます。

下の画像は、ドル円の1時間足チャートにOANDA_Psychologicalを表示させたものです。
サイコロジカルラインが買われ過ぎラインの75%を上回る、もしくは売られ過ぎラインの25%を下回ると、そろそろ相場が反転すると予想できます。

画像1/OANDA_Psychologicalを表示したチャート

画像1/OANDA_Psychologicalを表示したチャート

2.トレード手順

サイコロジカルラインは、一般的なオシレーター系指標と同様に、レンジ相場での逆張り戦略で効果を発揮し、トレンド相場では機能しにくい面を持ちます
そのため、まずは現在の相場がレンジかどうかを確認するのが前提です。
レンジ相場の確認には、トレンド系のテクニカル指標である移動平均線やボリンジャーバンドを使うと良いでしょう。

ここでは、上昇の流れを買いで狙う場合のトレード手順を解説します。
下降の流れを売りで狙う場合は、この条件を反転させて考えます。

<手順①>
レンジ相場であるかどうかを確認

レンジ相場かどうかを移動平均線で確認する場合は、チャートに期間の異なる2本の移動平均線を表示します。
例えば、期間25と期間75の2本の移動平均線が絡み合って、為替レートも方向感がなく一定の価格で推移していればレンジ相場と判断できます。

また、ボリンジャーバンドで確認する場合はバンド幅に注目します。
バンドがスクイーズ(収縮)していて、為替レートが一定の価格で推移している局面はレンジ相場と判断可能です。

<手順②>
25%以下の売られ過ぎを示したら買いの準備

レンジ相場であることを認識した上で、サイコロジカルラインが25%以下になって売られ過ぎを示唆したら買い目線でエントリーに備えます。

<手順③>
25%ラインを上抜けるタイミングでエントリー

サイコロジカルラインが25%以下の水準から、25%以上に上昇するタイミングを狙います。
サイコロジカルラインは同水準にとどまりやすいので、25%ライン到達のタイミングではなく、到達してから上昇を始めたところでエントリーします。

<手順④>
75%ラインに到達で利益確定

エントリーしたあと、サイコロジカルラインが75%ラインに達したら利益確定とします。
獲得できる値幅にもよりますが、75%ライン超えのあと、それを下回るまで待ってから決済するのも一つの方法です。

画像2/トレード例

画像2/トレード例

<総括>

FXの相場にはレンジ相場とトレンド相場の2種類があり、一般的に前者が7割、後者が3割程度の割合といわれています
このトレードアイデアはレンジ相場が前提ではありますが、相場の大半はレンジとなるので使える機会は少なくないのが特徴です。

ただし、サイコロジカルラインの考え方には値幅が全く考慮されておらず、ダマシが多い傾向にある弱点には注意しておかなければなりません。
よりエントリーの精度を高めるために、一定期間の値上がり幅と値下がり幅が考慮されるRSIで代用するなどのアレンジを加えるのも良いでしょう。

なおOANDA_Psychologicalの詳細やダウンロードについては、以下の記事を御覧ください。
>相場参加者の心理面に注目するサイコロジカルラインのご紹介


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