市場介入(為替介入) - FX初心者向け用語解説(しじょうかいにゅう)
市場介入(為替介入)とは?
市場介入(為替介入)とは為替相場に急激な変化があった場合などに通貨価値を安定させる目的で各国政府、中央銀行等が為替市場で売買を行うことをいいます。
日本では中央銀行である日本銀行が財務省の指示により市場介入を行います。外国為替平衡操作が正式名称です。
過去にも極端な円高や円安局面で市場介入が行われ、短時間で反対方向に相場が大きく動きました。
ただし、介入の効果は短期的なものに留まることが多く、一般的には大きな流れを変えることは難しいと考えられています。
また、スイス国立銀行(スイスの中央銀行)は対ユーロで1.2の水準を維持するために長期にわたり為替介入を行っていたことは有名です。
単独介入、協調介入とは?
為替介入には単独の政府・中央銀行により行われるs単独介入の場合と複数の国の政府・中央銀行により行われる協調介入の2つのパターンがあります。
協調介入は各国の理解を得られるような動きとなったときに行われ、1985年のプラザ合意を受けて行われた協調介入が有名です。
最近では東日本大震災後に進んだ円高の際に協調介入が行われました。