用語解説

ロスカットとは?計算方法や回避する対策、メリット・デメリットを紹介


ロスカットとは?


FX(外国為替証拠金取引)/CFD(差金決済取引)には、様々な専門用語があります。ロスカットもその中の一つであり、スムーズな取引を行うために覚えておきたい基本用語です。本記事では、ロスカットについて初心者向けに詳しく紹介します。


FX/CFDにおけるロスカットの意味


ロスカットとは有効証拠金必要証拠金を割り込んでしまった場合に、保有しているポジションが強制決済される仕組みです。預けた証拠金以上の損失を出さないようにする、投資家保護を目的とした役割があります。

画像1/ロスカットのイメージ画像

ロスカットとは

ただし短期間で大きく相場が変動するような事態や週明けの価格が大きく乖離した「窓開け」が発生した場合、ロスカットが間に合わず預けた証拠金以上の損失を出してしまう可能性もあります。

ロスカットは投資家にとって便利な仕組みです。しかし必ず機能するわけではないので、常に余裕を持った資金で低リスクな取引を心がけましょう。


ロスカットの計算方法


「ロスカットは損失をどのくらい出したらされてしまうの?」と疑問に思う方も多いのではありませんか?ロスカットを求める計算方法は、以下の通りです。

  • ロスカット=有効証拠金<必要証拠金

例えば1,000通貨で取引を行う場合、必要証拠金は4,000円(1ドル100円計算)です。4,000円×100%=4,000となるので、預けている証拠金が4,000円を下回るとロスカットが執行されます。


ロスカットのメリット


ロスカットのメリットについて紹介します。


原則預けた証拠金以上の損失を出さない


ロスカットは、原則預けた証拠金以上の損失を出さないことが最大のメリットです。FXで大きな損失を出し借金してしまうという情報を聞いたこともあるかもしれませんが、ロスカット制度によって原則借金を抱えることはありません。


ロスカットのデメリット


ロスカットのデメリットについて紹介します。


ロスカットが間に合わない場合もある


ロスカットは原則借金をしないと前述しました。しかし以下のような現象が起きると、ロスカットが間に合わない場合もあります。

  • 短期間での急な相場変動
  • 週明けで価格が大きく乖離した状態(窓開け)

預けた証拠金以上の損失を出し、借金をする可能性があるといえます。FX/CFDは何が起こるか、誰にも正確な予測を立てることは出来ません。そのため常にリスクを許容した取引が大切です。


ロスカットを回避するための対策


ロスカットは投資家を守る便利な仕組みですが、執行されると大きな損失を出します。そのためロスカットを執行されてしまうのは、トレーダーとしてあまり好ましいものではありません。ここではロスカットを回避するための対策として、以下3つを紹介します。

  • 証拠金を追加で入金する
  • 保有しているポジションを決済する
  • 事前にストップロス(損切り)を設定する

証拠金を追加で入金する


証拠金を追加入金することで、一時的に有効証拠金が高まりロスカットを回避できます。しかしあくまでも一時的な手段であり、あまりおすすめできる方法ではありません。なぜならばFX/CFDは、トレンドが発生するとしばらく続く傾向があるからです。そのため入金のタイミングを間違えてしまうと、さらに大きな損失を出す可能性があります。初心者の方は下手に入金せず、ストップロス(損切り)を検討してください。


保有しているポジションを決済する


複数のポジションを保有している場合、一部のポジションを決済すれば一時的に有効証拠金が高まりロスカットを回避できます。しかし追加入金と同様に一時的であり、トレンドが発生すれば最終的にロスカットされます。

また含み損のポジションを保有していると、有効証拠金が下がりチャンスの時に資金不足で取引できないことにもなりかねません。含み損のポジションを長く持つことはその分リスクも高くなるので、速やかにストップロスを検討してください。


事前にストップロス(損切り)を設定する


許容できる損失額を超えたのであれば、速やかにストップロスすることがおすすめです。ストップロスは損失を確定する行為ですが、大切な資金を守る役割もあります。しかしストップロスができず、相場から退場するケースはよくある失敗パターンです。

なかなかストップロスができないのであれば、事前に設定する方法があります。設定のやり方については、下記の記事を参考としてください。

ストップロスとは?言葉の意味ややり方、MT4/MT5への設定方法も紹介


ロスカットに関するQ&A


ロスカットに関するQ&Aについて紹介します。

ロスカットされたら手数料はかかりますか?

OANDAの場合、ロスカット手数料はかかりません。

ロスカットは土日もされますか?

OANDAの場合、月曜日午前6時から土曜日午前6時 (夏時間)まで取引を行えます。そのため土曜日早朝から月曜日早朝までは取引ができないので、ロスカットはされません。

ロスカットとストップロスの違いは何ですか?

ロスカットとストップロスは、ポジションを決済するという点では同じです。しかし明確な違いがあります。ロスカットは強制的に決済されるのに対し、ストップロスは自分の意思で行います。つまりロスカットは戦略がない損切りで、ストップロスは戦略的な損切りなのです。


OANDAのロスカットルール


OANDAのロスカットは、以下の通りです。

  • TY3:証拠金維持率が100%未満となった場合に発動(個人・法人)
  • TY4:証拠金清算割合(%)が100%以上となった場合に発動(個人・法人)

OANDAのロスカットルールについてはこちら

FXについてさらに詳しく学びたい方は、以下のコンテンツをご参考ください。

FXとは何か?これからFX投資を始める初心者の方向け基礎知識

FX初心者向け入門講座|覚えるべき基礎知識や始め方を紹介


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