公開日:2018年11月27日 15時18分
最終更新日:2023年2月13日 17時07分
最終更新日:2023年2月13日 17時07分
FXの始め方|口座開設に必要なものや取引までの流れを初心者向けに解説
FXとはどのような投資?
FXは少額から始められる?
FXは少額から取引を始めることが可能です。FX会社やそのFX会社が提供する取引コースにより、1通貨(1ドル)、1,000通貨(1,000ドル)、10,000通貨(10,000ドル)と最小取引数量が決められています。 1通貨、1,000通貨、10,000通貨といった最小取引数量による、具体的な取引金額は以下の通りです。(1ドル100円の場合を想定し、通貨ペアは米ドル/円(USD/JPY)で取引した場合を例に紹介)
- 1通貨(1ドル):1ドル×100=100円分の取引
- 1,000通貨(1,000ドル):1,000ドル×100=100,000円分の取引
- 10,000通貨(10,000ドル):10,000ドル×100=1,000,000円分の取引
- 1通貨(1ドル):100円×4%=4円
- 1,000通貨(1,000ドル):100,000円×4%=4,000円
- 10,000通貨(10,000ドル):1,000,000円×4%=40,000円
FX初心者はいくらから始めるべき?
FXでは、用意すべき具体的な資金はありません。しかし、必要な証拠金に対して余裕のない資金で取引を行うのはおすすめしません。例えば証拠金が4円必要な場合に、4円のみを入金して取引を行うといった取引方法です。 必要な証拠金に対して余裕のない資金で取引を行うと、レバレッジが高い状態での取引となり、わずかな価格変動でロスカットが執行される恐れもあります。ロスカットとは、FX会社が定める一定の損失を発生させると強制決済される仕組みです。 初心者が用意すべき具体的な資金はありませんが、必要な証拠金に対して余裕のある資金を用意して取引を始めましょう。
FXは大学生でも始められる?
FXを始められる年齢は、FX会社によって変わります。例えばOANDA証券の場合、口座開設は「20歳以上、75歳未満」の方に限定させて頂いております。つまり20歳以上の大学生であれば、口座開設をすることが可能です。
FXを始めるには?
FXを始めるには、まずFX会社の口座開設を行います。しかしFX会社は多数あり、どのFX会社を選べば良いのか迷うかもしれません。またFX会社の選択後、口座開設を行うのに必要な書類を準備する必要があります。 ここではFXを始めるために必要な「FX会社の選び方」や「FXを始めるのに必要な書類」について詳しく解説します。
FX会社の選び方
一般的にFX会社を選ぶ際は、「スプレッドの狭さ」や「スワップポイントの高さ」を基準とする傾向があります。スプレッドとは取引手数料のようなものであり、スワップポイントとは2ヵ国間の金利差によって得られる利益または支払う損失のことです。 スプレッドは取引ごとに発生し、狭いほどコストを抑えた取引が可能です。FX会社を選ぶ基準の一つとして、スプレッドの狭さで判断するのは問題ありません。しかし見せかけのスプレッドだけで選ぶのは早計です。これについては後述します。 続いて先に、スワップポイントについて説明します。初心者の方がFX会社を選ぶ基準とするのはおすすめしません。スワップポイントを意識した取引では、メキシコペソ(MXN)や南アフリカランド(ZAR)を取り扱うのが一般的です。 しかしメキシコペソ(MXN)や南アフリカランド(ZAR)といった高金利通貨は、政治の不透明さや地政学リスクなど様々なリスクが存在します。値動きの流動性も低く、初心者の方にはおすすめできない取引方法です。 以上のことから、初心者の方がFX会社を選ぶ基準の一つとして、「スプレッド狭さ」に注目しましょう。ただし「見せかけだけのスプレッド」で判断するのはおすすめしません。 なぜならば、取引コストはスプレッドだけではなく、約定スピードやスリッページなども関係するからです。例えばあるFX会社の米ドル/日本円のスプレッドが0.3銭と想定します。仮にスリッページが0.2銭発生すれば、実際にかかる取引コストは0.5銭です。 見せかけだけのスプレッドだけではなく、約定スピードやスリッページなど見えないコストを確認すると良いでしょう。 OANDA証券では、リアルスプレッド№1を目指しております。OANDA証券が考えるリアルスプレッド№1とは、「見えているスプレッド+約定力」です。 スプレッドの狭さだけではなく、約定力も強化することが本当の意味での最狭水準のスプレッドをお客様に提供できると考えております。 また公平・公正な取引環境を目指しており、約定までの時間やスリッページの発生状況などの情報を公開しております。詳しくは、以下よりご確認ください。 約定までの時間やスリッページの発生状況はこちら
FXを始めるのに必要な書類
FXを始めるのに必要な書類は、以下の通りです。
- 本人確認書類
- マイナンバー
本人確認書類
OANDA証券で受け付けられる本人確認書類は、以下の通りです。
- 【現住所の記載がある本人確認書類】
- ①運転免許証・運転経歴証明書*変更内容の記載がある場合は裏面も必要
- ②保険証 (国民健康保険・健康保険・船員保険・介護保険・後期高齢者医療保険)
- ③パスポート *名前、生年月日、現住所が確認できるすべてのページが必要(2020年2月4日以降に申請したパスポートは、「所持人記入欄」がないため受理できません。)
- ④住民基本台帳カード
- ⑤在留カード・特別永住者証明書
- ⑥住民票のコピー
- ⑦印鑑登録証明書のコピー
- ⑧身体障害者手帳
- ⑨個人番号カード(写真付きのカードタイプのマイナンバーカード)
- ※有効期限のあるものに関しては同期限内であることをご確認ください。
- ※有効期限のないものに関しては発行日から6か月以内であること
- ※住所記載欄が裏面にある場合は両面が必要
- 【現住所の記載がある補完書類】
- ①公共料金(電気・都市ガス・水道・NHKのいずれか)の領収書
- ②社会保険料の領収書
- ③国税・地方税の領収書または納税証明書
- ※現住所記載のものに限ります
- ※発行日から6か月以内であること
マイナンバーカード
OANDA証券で受け付けられるマイナンバーカードは、以下の通りです。
- 個人番号カード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー記載ありの住民票
FX会社の口座開設から取引までの流れ
取引を始めるFX会社の選択後、実際に口座開設を行います。具体的なFX会社の口座開設から取引までの流れは、以下の通りです。
- ステップ①:FX会社の口座開設フォームから申し込む
- ステップ②:必要な書類を提出する
- ステップ③:口座開設の審査
- ステップ④:ID・PW書類を受け取り、アカウントにログインする
- ステップ⑤:入金をして取引開始
ステップ①:FX会社の口座開設フォームから申し込む
OANDA証券では、まず「個人口座お申込みフォーム」の必要事項をすべて入力します。入力内容は主に、個人情報、投資に関するご質問などです。 誤った情報を入力した場合、口座開設ができない恐れもあるので、入力ミスにはお気をつけください。具体的な口座開設方法に関しては、以下のコンテンツを御覧ください。 FXの口座開設方法や必要書類、審査基準、手続きの流れなどを紹介
ステップ②:必要な書類を提出する
基本情報の入力完了後、マイナンバーや本人確認書類などの必要書類を提出します。OANDA証券の本人確認書類の提出方法は、以下の2通りです。
- オンライン本人認証
- アップロードや郵送
オンライン本人認証で本人確認書類を提出する場合
オンライン本人認証の場合は、以下の書類の組み合わせが必要です。
アップロードや郵送で本人確認書類を提出する場合
アップロードや郵送の場合は、以下の書類の組み合わせが必要です。
- マイナンバー付き住民票を提出の方は本人確認書類または補完書類(どちらか1点)
- 個人番号カードを提出の方は本人確認書類または補完書類(どちらか1点)
- 通知カードをご提出の方は本人確認書類を2点または本人確認書類1点と補完書類1点
オンライン認証なら最短当日で口座開設が可能
オンライン認証とアップロードや郵送とでは、口座開設にかかる日数が違います。
ステップ③:口座開設の審査
必要書類の提出後、OANDA証券にて審査を行います。審査終了後、オンライン本人認証の場合は最短当日、アップロードや郵送の場合はマイナンバー書類及び本人確認書類の住所に転送不要簡易書留郵便で審査結果を送付します。 お客様情報と提出いただいた書類の方法が合致していない場合、口座開設をできない場合もあります。なお審査基準に関しては公表しておらず、お問い合わせ頂いてもお答えできないことをご了承ください。
ステップ④:ID・PW書類を受け取り、アカウントにログインする
審査完了後、OANDA証券からID・PW書類が送付されます。オンライン認証の場合はメール、アップロードや郵送の場合はマイナンバー書類及び本人確認書類の住所に転送不要簡易書留郵便で送付します。 万が一書類を受け取れなかった場合は、不在通知書を確認してお近くの郵便局にお問い合わせください。なお、犯罪収益移転防止法により、マイナンバー書類及び本人確認書類の住所への郵送のみとさせていただきます。
ステップ⑤:入金をして取引開始
アカウントにログイン完了後、入金をすれば取引を始められます。OANDA証券の入金方法は、以下2通りです。
- ダイレクト入金
- 通常入金
ダイレクト入金
ダイレクト入金とは取引画面に即時反映され、原則24時間手数料無料で利用できる入金方法です。※振込手数料はOANDA証券が負担します。
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通常入金
通常入金とは、全国の金融機関窓口やATMから振込をする入金方法です。※振込手数料はお客様負担です。
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FXを資産運用に選ぶ理由
資産運用には、「FX」「株式投資」「投資信託」など様々な運用方法があります。これから資産運用を始めようと思っている方の中には、どの方法で運用をすれば良いのか迷っている方も多いかもしれません。 「FX」「株式投資」「投資信託」の違いを、以下の表でまとめました。
比較項目 | FX | 株式投資 | 投資信託 |
---|---|---|---|
売買方法 | 買い/売り | 買いのみ(信用取引の場合は売りも可) | 買いのみ |
取引時間 | 原則24時間(土日を除く) | 平日の9時~15時 | 基本締め切り時間は15時(オンライン取引を除く) |
レバレッジ | 25倍(個人の場合) | 無し(信用取引の場合は約3倍程度) | 無し |
手数料 | 無し(スプレッドを除く) | 有り | 有り |
決済期限 | 無し | 無し(信用取引の場合は決済期日がある) | 無し |
FXを始めるメリット
FXを始めるメリットは、以下の通りです。
- レバレッジを活用して効率よく取引できる
- ほぼ24時間取引できる
- スワップポイント(金利差)からも利益を得られる
- 他の投資の為替ヘッジとして利用できる
レバレッジを活用して効率よく取引できる
前述したように、FXはレバレッジを最大25倍(個人の場合)まで活用できます。レバレッジを活用することで、資金効率の良い(資金が増える速さ)取引が可能です。 例えばレバレッジ無しの取引と25倍で取引をした場合、どのくらいの損益差になるのかを以下の表で比較します。条件は10万円の証拠金を想定して、1ドル100円で買いエントリーをした場合についてです
レバレッジ | ポジション量 | 1ドル105円で決済した場合 | 1ドル95円で決済した場合 |
---|---|---|---|
無し | 10万円 | 5,000円 | -5,000円 |
25倍 | 250万円 | 125,000円 | -125,000円 |
ほぼ24時間取引できる
FXは原則24時間(土日を除く)取引をすることが可能です。仕事や家事・育児で忙しい方でも、ライフスタイルに合った取引ができます。 ただしFXは、東京市場や欧州市場など時間帯によって市場が変わり、市場の流動性や取引されやすい通貨ペアなども変わります。24時間いつでも取引すれば良いわけではなく、市場の特性を理解して取引をすることが大切です。 東京市場や欧州市場など各市場の特性や値動きが活発に動きやすい時間帯などについては、以下のコンテンツで詳しく紹介しています。 FXの取引時間帯とは?取引におすすめの時間帯についても解説 FX取引は土日もできる?ポジションを持ち越す場合の注意点も解説
スワップポイント(金利差)からも利益を得られる
FXはスワップポイント(金利差)によって利益を得られます。スワップポイントとは、2ヵ国間の金利差です。 例えば日本円のような低金利通貨を売り、南アフリカランドのような高金利通貨を買うことでその差額を受け取れます。逆に低金利通貨を買い、高金利通貨を売ってしまうと「マイナススワップ」が発生するので注意しましょう。 ただし初心者の方がスワップポイントを意識した取引をするのは、おすすめしません。高金利通貨は、政治の不透明さや流動性の低さなどが問題であり、初心者の方には難易度が高い取引方法です。 スワップポイントとは?仕組みや計算方法、運用方法などを紹介
他の投資の為替ヘッジとして利用できる
FXは投資信託や株式投資など、他の投資の為替ヘッジとしても活用できます。為替ヘッジとは、簡単に言うと為替変動リスクを回避する仕組みです。 海外の株式や投資信託に投資する際に、通常であれば投資先の通貨で投資をします。つまり外国為替取引(通貨の交換)が発生し、為替レートの値動きも投資結果に影響します。 例えば米国の投資信託に投資をして、株価が上昇しているので含み益が発生していたと想定します。しかし株価は上昇傾向でも、円高傾向であれば利益が減少してしまいます。 そこで売りからでも利益を得られるFXを利用することで、円高で利益が減少した分の為替ヘッジが可能です。既に株式投資や投資信託を始めている方でも、為替ヘッジとしてFXに取り組むのも一つの手段と言えます。
FXを始めるデメリット
FXを始めるデメリットは、以下の通りです。
- 高いレバレッジでの取引はリスクが高い
- 取引ごとにスプレッドが発生する
- 一定の損失を発生させるとロスカットリスクがある
高いレバレッジでの取引はリスクが高い
前述した通り、レバレッジは資金効率を高めてくれますが、取引に失敗すると大きな損失を発生させる恐れがあります。 特に初心者の方は、高いレバレッジで大きな利益を得ようとする傾向があります。結果、大きな損失を出し相場から退場するというのは、初心者の方によくある失敗パターンの一つです。 FXで利益を得ることは大切ですが、初心者の方はまず1回の取引でどれだけ損失を抑えられるかに重点を置きましょう。 損失を抑える目安として、リスクリワード比率があります。リスクリワード比率とは、1回の取引における利益と損失の比率です。現在の戦略で取引し続けると、将来的に利益を上げられるのかや損失を出すのかを簡易的に判断できます。 リスクリワード比率については、以下のコンテンツをご参考ください。 FXのリスクリワード比率とは?計算ツールや改善方法を解説
取引ごとにスプレッドが発生する
FXは基本取引手数料は無料です。しかし取引ごとにスプレッドが発生します。スプレッドとは買値と売値の差のことであり、取引手数料のようなものです。取引回数が増えるほど、その分取引コストも増えます。 例えばスキャルピングやデイトレードといった短期取引では、取引回数も多い傾向にあります。1回の取引で得る利益も少なく、連敗を重ねるとスプレッド分でマイナス収支となってしまう可能性もあるのです。 スプレッドは通貨ペアによって変わります。OANDA証券の各通貨ペアのスプレッド一覧は、以下のコンテンツよりご確認ください。 OANDA証券の各通貨ペアのスプレッド一覧
一定の損失を発生させるとロスカットリスクがある
FXはFX会社が定める一定の損失を発生させると、ロスカットが執行されます。ロスカットは投資家たちが大きな損失を出さないようにする仕組みであり、投資家保護の目的があります。 しかしロスカットが執行されると、預けた証拠金の大半を失います。またロスカットは、必ず機能するものではありません。短期的な相場の急変動や窓開けなどが発生した場合、ロスカットが間に合わない可能性もあるのです。 つまり預けた証拠金以上の損失を出す可能性もあります。ロスカットが執行されないよう、低レバレッジでの取引や損切りの徹底などをし、普段から無理のない取引を行いましょう。 FXの損切りとは?ルールの決め方や損切り目安を予測する分析ツール
FXを始めるならOANDA証券
OANDA証券ではFX初心者から上級者の方など、幅広い取引スキルに応じたコンテンツを豊富に提供しています。
「fx Trade」なら最小取引数量が1通貨から取引を始められる
OANDA証券が提供する取引サービス「fx Trade」なら、最小取引数量が1通貨から取引を始められます。つまり約4円(1ドル100円計算)という少額からの取引が可能です。 またOANDA証券では、初心者の方向けに教育コンテンツを豊富に提供しています。例えば、FXの仕組みや取引のやり方などといった基礎コンテンツや相場分析に必要なテクニカル分析などです。 これからFXを始める初心者の方でも、FXを学びながら取引を進めることが可能です。 FXの基礎コンテンツ一覧 テクニカル分析のコンテンツ一覧
取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供
OANDA証券ではFX中級者から上級者の方向けに、取引に役立つオリジナルツールやオリジナルインジケーターなどを豊富に提供しています。 例えばOANDA証券のオリジナルツール「オーダーブック」では、OANDAグループの顧客取引状況をグラフ化して表示します。未約定のオーダー状況を把握でき、新規注文がどこに溜まっているか、ストップロスがどこに溜まっているかなどを分析することが可能です。 将来の価格がどのように動くのかを予想するのに役立ちます。エントリータイミングや損切りタイミングを決める際に、活用することも可能です。
オーダーブック
- 「ボラティリティ グラフチャート」
- 「通貨の強弱チャート」
- 「通貨別強弱グラフ」
- 「IMM通貨ポジション」
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これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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