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FX初心者の方

通貨の取引量が多いのはどの通貨?


取引量が多い通貨は?


FX市場では米ドルの取引量が圧倒的に多いという特徴があります。BIS(国際決済銀行)が2019年に発表したデータによると、通貨ごとのシェアは44%と半分に近いシェアとなっています。

経済、軍事力が世界最大の米国の通貨である米ドルは信用力があり、基軸通貨として、米国外でも貿易や金融取引など様々な取引に用いられるほか、各国の外貨準備金としての需要も多い通貨であることなどが理由です。

そして、その米ドルに続き、ユーロが16%、円が8.4%、ポンドが6.4%、豪ドルが3.4%・・・・。と続いていきます。

日本人トレーダーに人気の円が8.4%というのはどのように感じたでしょうか?

為替相場の12分の1近くも円を絡めた取引があると考える人もいるでしょうし、10%もないと感じた方もいるかもしれません。

 

【通貨ごとの取引シェア:2016-2019年】

BISが公表している通貨別の取引量のグラフ

《出所:BIS》  

通貨ペア別の取引量もドル中心


通貨ペアごとの取引量を見てもやはり、米ドルを絡めた通貨ペアが上位を占めています。

一番取引シェアが大きい通貨ペアは通貨別の上位2通貨を組み合わせたEURUSDで24%、続いてドル円が13.2%と次いで高いシェアとなっています。

この2つの通貨ペアに3位のGBPUSDの3つの通貨ペアだけで全体の半分近くを占めています。

 

【通貨ペアごとの取引シェア:2016-2019年】

BISが公表している通貨ペア別の取引量のグラフ

《出所:BIS》  

取引量が多い通貨ペアと少ない通貨ペアの違いは!?


取引量の少ない通貨ペアは取引量の多い通貨ペアに比べ、値動きが荒い傾向があります。

FX市場では基本的に、売る人と買う人が出会い、価格が決定します。

このため、取引量が多い、つまり、市場参加者が多い通貨ペアの場合は、市場ですぐに売りたい人、買いたい人を見つけることができるため、値動きは比較的滑らかな動きとなる傾向があります。

一方で取引量の少ない、つまり、市場参加者が少ない通貨ペアの場合は、市場参加者が多い通貨ペアに比べ、売りたい人、買いたい人を見つけるのが難しくなるため、次の価格までの値幅が広くなり、値動きが荒くなる傾向があります。

具体的な例を上げると、ユーロドルやドル円といった市場参加者の多い通貨ペアは値動きが比較的滑らかなのに対し、取引量の少ない新興国通貨を含むような通貨ペア(南アフリカランド円、トルコリラ円)などは特に値動きが荒くなる傾向があるということです。

これらの通貨ペアは普段から値動きが荒いほか、何らかの売り材料、買い材料が生じた際も、短期間で大きな変動となることも少なくないため、取引を行う際は十分に注意が必要です。

 

次のチャートは2018年11月のトルコリラ円の変動率を示したラインチャートにドル円、ユーロドルの変動率のチャートを重ねたものです。 この月はドル円やユーロドルの値動きが上下1%以内と緩やかであったのに対し、トルコリラ円の変動率は7%と大きな変動になっていたのが確認できると思います。

 

【トルコリラ円とドル円、ユーロドルの変動率の比較】

取引量

 

《トルコリラ円(青)、ドル円(赤)、ユーロドル(オレンジ)の変動率を表示》

FX初心者の方は、値動きの荒い通貨ペアの取引を行うよりも、取引量が多く、値動きが比較的滑らかな通貨ペアの取引から始めることをオススメします。

 

流動性って何?


FX市場に関する話でよく耳にすることばに「流動性」があります。

一般的に、この「流動性」ということばは、お金に簡単に替えることができるかという意味で使われます。

つまり、「流動性が高い」というとすぐに換金でき、「流動性が低い」という場合はすぐには換金できないという意味です。

FX用語の場合はこれが少し変化し、取引量が多く、すぐに売買の相手が見つかるような状態のことを「流動性が高い」といい、取引量が少なく、売買の相手が少ないような状態を「流動性が低い」といいます。

FX市場における流動性は「通貨の種類による流動性」「時間帯や相場の状況による流動性」に分けて考えることができます。

 

通貨の種類による流動性


通貨の種類による流動性は通貨毎の取引量によるものです。

前述の通り、取引量の多い主要国の通貨の市場には市場参加者も多く、流動性が高いのに対し、新興国通貨のように市場参加者が少ない通貨は流動性が低くなります。

 

時間帯や相場の状況による流動性


FX市場は24時間取引を行うことができますが、時間帯によっては相場参加者が多い時間帯、また、少ない時間帯があります。

つまり、時間帯により、流行性に差がでるということです。

流動性の低い時間帯は、基本的に取引量の多い主要国の通貨ペアでも、流動性が低下し、値動きが荒くなる傾向があります。

また、各国の祝日も流動性に大きく影響します。

東京、シンガポールが祝日の東京時間、英国が祝日のロンドン市場、米国が祝日のNY市場はいずれも市場参加者が少なく、閑散とした状態となるため、流動性が低く、値動きが荒い相場となります。また、クリスマスから年末年始にかけてやイースターなどのシーズンは日中を通して相場参加者が少なく、閑散とした相場が続きます。

 

また、FX市場が注目する大きなイベントの前なども積極的な取引が減少し、流動性が低下する場合があります。

よって、短期トレードをする場合などは特に、現在の相場がどのような状況なのかを把握した上で行う必要があります。


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