用語解説

GBP(英ポンド)とは|意味・特徴・よくある質問などを解説


GBPとは、英国の通貨であるポンドの通貨コードです。

本記事では、GBP(英ポンド)に関する意味や特徴、よくある質問などを解説します。

GBP(英ポンド)とは

GBPの意味と通貨の単位について解説します。

  • ・意味
  • ・通貨の単位

意味

GBPとは、英国の通貨であるポンドの通貨コードです。

FX市場において、ポンド/円はボラティリティ(価格変動率)が高く、人気がある通貨ペアの1つとされています。

ボラティリティが高いほど大きなプラスの値幅が得られる可能性がありますが、マイナスの場合もまた同様です。

通貨の単位

GBPの通貨の単位は「ポンド」で、記号で表すと「£」です。

ポンドの補助単位はペンスで、記号はペンス(p)です。

「100p」が「1£」に相当します。

GBP(英ポンド)の特徴

GBP(英ポンド)の特徴は、主に以下の通りです。

  • ・取引量が多い
  • ・ボラティリティが高い
  • ・流動性が高い
  • ・金融政策(BOE)や原油価格の影響を受けやすい

取引量が多い

2022年のBIS(国際決済銀行)の調査によると、GBPは通貨別の取引量ランキングで世界第4位です。

(下の円グラフの合計値は200%です。通貨ペアは全体で100%ですが、通貨ペアは2種類の通貨で構成されるためです。また数値は概数です)

取引量が多い

出典:BIS(国際決済銀行)

「1位米ドル、2位ユーロ、3位日本円」に次ぐ、4位に位置しています。

また、通貨ペア別で見ると「GBP/USD」の取引金額は世界3位です。

「GBP/USD」は世界3位

ボラティリティが高い

ボラティリティとは「価格変動性」のことで、ボラティリティが高い通貨ほど、価格の変動が激しくなります。

メジャー通貨はボラティリティが低い傾向がありますが、GBPは値動きが大きい傾向にあります。

GBPのボラティリティが特に高くなる局面は、英国経済で大きな出来事があった時です。

代表的な出来事は、2022年のトラスショックや、2016年のブレグジット(EU離脱)決定時、1992年のポンド危機(ブラック・ウェンズデー)などが挙げられます。

なお、価格の変動が激しければ、その変動を的確に捉えることで大きな利益を出しやすくなります。

OANDA証券では、「ボラティリティ確認ツール」を提供しています。

流動性が高い

FXの流動性とは「売買の相手方の見つけやすさ」のことです。

売買の相手方が見つかりやすい場合、短時間で売買を繰り返すスキャルピングなどの手法も、実践しやすくなります。

取引量が多い通貨ペアほど売買の相手方もよく見つかるため、取引量と流動性は基本的に一致します。

流動性」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

金融政策(BOE)や原油価格の影響を受けやすい

英国の中央銀行である、イングランド銀行(BOE)の金融政策の影響を強く受ける傾向があります。

また、英国は北海油田を有しているため、原油価格の動きの影響を受けることもあります。

GBP(英ポンド)に関するQ&A

GBP(英ポンド)に関するよくある質問に回答していきます。

  • ・GBP関連のリアルタイムレートはどこで見られますか?
  • ・英国の経済指標はどこで見られますか?
  • ・GBPとは何の略ですか?
  • ・ポンドはなぜlbと略されるのですか?

GBP関連のリアルタイムレートはどこで見られますか?

GBP関連のリアルタイムレートは、以下のリンクよりご覧いただけます。

リアルタイムチャートの通貨/銘柄一覧

また、「世界の外国為替リアルタイムレート(自動更新)」はこちらのリンクよりご覧いただけます。

英国の経済指標はどこで見られますか?

OANDA証券では、各国の経済指標や経済指標カレンダーを提供しています。

英国の経済指標と経済指標カレンダーについては、以下よりご覧いただけます。

国別経済指標

経済指標 予測カレンダー

GBPとは何の略ですか?

GBPは、Great Britain Pound(グレートブリテン・ポンド)の略です。

日本では「英ポンド」と呼ぶのが一般的で「イギリス・ポンド」や「UKポンド」などの別称もあります。

なお、英ポンドの正式名称は「スターリング・ポンド」であるため「STG」と表記することもあります。

ポンドはなぜlbと略されるのですか?

ポンドはかつて「リーブラ・ポンド」と呼ばれていました。

リーブラ(Libra)とは、ラテン語で天秤のことです。

ポンド(Pound)とは本来「重さ」の単位で、現在でも「1ポンド=453.592グラム」として、日常的に用いられます。

「リーブラで測った重さ」という意味で、リーブラ・ポンド(Libra Pound)という言葉が生まれました。

やがて「リーブラ」の部分が省略されて「ポンド」だけになり、現在の英ポンドが自然に生まれたという流れです。

このような由来から、現在でもポンドの記号は「lb」となっています。

【まとめ】GBP(英ポンド)とは|意味・特徴・よくある質問などを解説

GBPとは、英国の通貨であるポンドの通貨コードです。

ポンド/円は値動きが大きく、FX市場において人気がある通貨ペアの1つです。

GBP(英ポンド)は、「取引量が多い」、「ボラティリティが高い」、「流動性が高い」、「金融政策(BOE)や原油価格の影響を受けやすい」という特徴があります。

GBP関連のリアルタイムレートは、「リアルタイムチャートの通貨/銘柄一覧」のリンクよりご覧いただけます。

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