最終更新日:2022年9月20日 16時25分
指値 - FX初心者向け用語解説(さしね)
指値とは?

現状の相場水準よりも有利な価格で指定して出す取引注文です。英語ではリミット・オーダーと言います。
指値注文は、新規のポジションを保有するために出す場面では、押し目や戻りを狙い、より有利なところでポジションを保有したいというときに使用します。
保有中のポジションを決済する場面でも、利益確定の注文、または、現在の含み損よりも少ない損失におさえるための注文として使用します。
また、指値注文に関しては、東京サーバーとNYサーバーで注文の執行方法に少し違いがありますのでご注意下さい。
東京サーバーの場合
売りの場合は、指定した注文価格以上の価格、買いの場合は、指定した注文価格以下の価格が配信されたとき、成行注文の場合と同様に、注文を執行します。このため、相場状況によっては指定したレート通りに約定せずに、スリッページが発生することがあります。(有利な方向にも不利な方向にもスリッページが発生します。)
NYサーバーの場合
売りの場合は、指定した注文価格以上の価格、買いの場合は、指定した注文価格以下の価格が提示価格として配信された場合に執行します。そのため実際の約定価格が注文した価格に比べて有利に約定する場合があります。但し、当該価格に到達した場合でも、約定可能な数量が注文数量に満たない場合は、約定しない場合があります。
いずれのサーバーも、他に成行注文がある場合は、成行注文が執行された後に執行されます。
価格が異なる指値が同時に条件成就した際は、売りの場合は、価格の低いものが価格の高いものに優先し、買いの場合は、価格の高いものが価格の安いものに優先します。
同じ価格を指定した逆指値注文が複数ある場合は、注文を受付た順番に成行注文の執行が行われます。
指値と逆指値の注文が同価格の場合も注文を受け付けた順番となります。
また、ロスカット取引が発生した場合は、ロスカット取引が優先されます。
FX、CFD取引では指値注文以外にも、様々な注文方法があります。全ての注文方法について詳しく知りたい方は、「FXの注文方法はどんな種類があるの?使い方や設定方法などを解説」をご参考ください。