ロングポジションとは|言葉の意味やよくある質問について解説(ろんぐぽじしょん)
FX取引の用語として、買いはロング、売りはショート、建玉はポジションと呼ばれ、ロングポジションは買いの建玉を意味します。
この記事では、ロングポジションの言葉の意味や活用方法、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
- 1.ロングポジションとは
- 2.FX取引でのロングポジションを保有するメリット・デメリット
- 3.ロングポジションに関するQ&A
- 4.【まとめ】ロングポジションとは|言葉の意味やよくある質問について解説
ロングポジションとは
ロングポジションとは、買い(ロング)の建玉(ポジション)のことです。
FX取引をはじめとする金融取引で、ある資産の価格が将来的に上昇することを期待して買い、反対売買して決済することなく保有している(買い持ちしている)状態を意味します。
ここでは、言葉の由来と、FX取引におけるロングポジションの意味について解説します。
- ・言葉の由来
- ・FX取引でのロングポジションの意味
言葉の由来
言葉の由来として諸説ありますが、チャート(相場)の習性からきているという説が有力です。
FXなど金融商品は、上げ相場では緩やかに上昇していくため、長期的(ロング)にポジションを保有してゆっくりと利益が生まれます。
一方、下げ相場では鋭角かつ短期的(ショート)に下落する特徴があります。
FX取引でのロングポジションの意味
ある通貨ペアが上昇すると期待して買いの建玉を保有することを「ロングポジションを保有する」といいます。
例えば、投資家が米ドル/円でロングポジションを持つ場合、「米ドルを買い、円を売る」ことを意味します。
この取引では、米ドルの価値が円に対して上昇することを予想しています。
FX取引でのロングポジションを保有するメリット・デメリット
ここでは、ロングポジションを保有するメリットデメリットについて解説します。
- ・メリット
- ・デメリット
メリット
ロングポジションのメリットは、取引の内容がわかりやすいことです。
前述の通り、米ドル/円のロングは、米ドルの価値が上がるのを予想した取引で、「米ドルを安く買って、高く売る」ことで利益を狙います。
一方、ショートポジションは、FX初心者にとって取引内容がわかりにくいでしょう。
米ドル/円のショートは、米ドルの価値が下がるのを予想した取引で、「米ドルを高く売って、安く買う」ことで利益を狙います。
最初に売ってから買い戻すという取引は、日常生活において馴染みのないことなので、戸惑う人も多いでしょう。
また、主にクロス円のロングポジションの場合、日を跨いで保有するとスワップポイントがもらえます。
これは日本が低金利政策をとっているため、主要国との金利差が開いているからです。
スワップポイントについては、こちらの記事で解説しています。
デメリット
ロングポジションの取引は、相場が上昇しているときに利益を狙いやすいですが、下落しているときは損失になりやすい傾向があります。
ロングやショートのタイミングについては、移動平均線などのテクニカル分析を活用し、見分けると良いでしょう。
また、ドルストレートのロングポジション(米ドル/円を除く)では、日を跨いで保有するとマイナススワップとなる場合が多く、注意が必要です。
ロングポジションに関するQ&A
FX取引におけるロングポジションについて、よくある質問について解説します。
- ・ショートポジションとの違いはなんですか?
- ・初心者におすすめなのはロングとショートどちらですか?
- ・FX取引でロングポジションの保有期間はどれくらいですか?
ショートポジションとの違いはなんですか?
FX取引におけるショートポジションは、ある通貨ペアの将来の価格下落を予測して売り建てしたポジションのことです。
売りでエントリーし、買いでイグジット(決済)することで、その差額の損益が発生します。
将来の上昇を予測して買い建てするロングポジションとは、真逆のポジションです。
初心者におすすめなのはロングとショートどちらですか?
FX初心者は、取引内容が理解しやすいロングポジションが推奨されます。
ショートは売りから始める投資であるため、わかりづらい面があります。
ロングは「安いときに買って、高くなったら売り、高くなった分が利益となる」という、理解しやすい投資です。
FX取引でロングポジションの保有期間はどれくらいですか?
FX取引において、ロングポジションの保有期間は、取引スタイルによってさまざまです。
どの保有期間が最適かは、個々のリスク許容度、資金管理や市場分析能力、生活スタイルなどの要素によって大きく異なります。
自分の戦略に合った保有期間を選択し、適切にリスク管理することが重要なポイントです。
【まとめ】ロングポジションとは|言葉の意味やよくある質問について解説
ロングポジションは、買い(ロング)の建玉(ポジション)のことです。
FX取引では、ある通貨ペアの価格が将来的に上昇することを期待して買いの建玉を保有することを「ロングポジションを保有する」といいます。
売り(ショート)の建玉(ポジション)を指すショートポジションとは真逆の概念で、取引内容を理解しやすいのがメリットです。
相場が上昇しているときに利益を狙いやすく、初心者の方に推奨される取引方法といえます。
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