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前場とは|後場との違い・取引時間・関連用語などをわかりやすく解説


前場とは、株式市場の1日の取引時間のうち、午前に行われる取引時間帯を指します。

海外市場の動きや経済指標、企業ニュースの影響を受けやすく、相場が活発に動きやすい時間帯です。

本記事では、前場の取引時間や後場との違い、関連用語などをわかりやすく解説します。

※OANDA証券では株式取引をサービスとして提供していません。本記事は株式取引に関する一般的な知識を提供することを目的としています。

前場とは

前場の意味と取引時間、後場との違いについて解説します。

  • ・前場の意味と取引時間
  • ・前場と後場の違い

前場の意味と取引時間

前場(ぜんば)とは、株式市場の1日の取引時間のうち、午前に行われる取引時間帯のことです。

東京証券取引所では、平日の午前9時~11時30分の2時間半が前場にあたります。

20251121_前場の意味と取引時間

前場の取引開始後は、海外市場の動きや経済指標の発表、企業ニュース、為替の変動などに影響されやすく、株価が変動しやすいため、投資家の注目が集まります。

また、前場の値動きは投資家の売買意欲や市場心理を反映し、その日の全体的な地合いを判断するうえで重要な手がかりとなります。

なお、世界の市場によって昼休みを設けているかどうか(午前と午後に分割されているか)は異なり、欧米市場では昼休みなしが一般的です。

前場と後場の違い

上図の通り、株式市場の取引時間は前場と後場に分かれています。

前場は午前中の取引で、1日の取引全体の流れを作る時間帯です。

これに対して、昼休み後に再開される午後の取引(午後12時30分〜15時30分)が後場です。

後場では、前場の結果や新たな情報を踏まえた売買が中心となり、相場が活発に動く傾向があります。

前場と後場を合わせて、東京証券取引所の1日の取引時間を構成しています。

前場に関連する株式用語

ここでは、前場に関係する株式用語を紹介します。

  • ・寄り付き
  • ・前引け
  • ・ザラ場

寄り付き

寄り付き(よりつき)とは、前場で最初に成立する売買のことです。

取引開始直後に成立し、その日の相場のスタート地点となります。

寄り付きの価格は、前日の終値や夜間取引の動き、海外市場の動き、経済指標、企業ニュースなどの影響を受けやすく、前場の相場の方向性を判断する目安となります。

前引け

前場の最後に成立する売買を「前引け(ぜんびけ)」と呼びます。

前場の取引を締めくくる価格として、投資家や市場関係者に注目されます。

前引けの価格は、その日の前半の相場の流れや投資家心理を把握するうえで重要な参考指標となります。

ザラ場

ザラ場とは、寄り付きから大引けまでの通常の取引時間中にリアルタイムで売買が行われる時間帯のことです。

東京証券取引所では、平日の午前9時~11時30分(前場)および午後12時30分~15時30分(後場)がザラ場に該当します。

ザラ場では、価格優先の原則と時間優先の原則に基づき売買が成立し、投資家は株価をリアルタイムで確認しながら、自分の判断でいつでも取引を行うことができます。

前場に関するQ&A

前場に関するよくある質問は、以下の通りです。

  • ・前場の読み方は何ですか?
  • ・前場の始値とは何ですか?
  • ・前場と後場はどの市場にもありますか?

前場の読み方は何ですか?

前場は「ぜんば」と読みます。

日本の株式市場では、1日の取引時間が午前と午後に分かれており、午前の取引を「前場(ぜんば)」、午後の取引を「後場(ごば)」と呼びます。

これらは、日本の株式市場で取引時間帯を指す際に頻繁に使われる基本的な専門用語です。

前場の始値とは何ですか?

前場における最初に成立した取引の価格のことです。

具体的には、前場の取引時間(午前9時~11時30分)において、最初に売り手と買い手が決まって成立した価格が「前場の始値」となります。

株価の動きや投資家の様子を知るうえで、前場の始値は大事な目安になります。

前場と後場はどの市場にもありますか?

前場と後場は全ての市場にあるわけではありません。

「前場」「後場」という呼称と、その間に昼休みを設ける2部制の取引時間は、主に日本の証券取引所(東京証券取引所など)の特徴的な制度です。

一方、米国や欧州などの主要な株式市場では、原則として昼休憩を挟まない連続取引が採用されており、「前場」「後場」という区分や呼称は使われません。

【まとめ】前場とは|後場との違い・取引時間・関連用語などをわかりやすく解説

前場とは、株式市場の1日の取引時間のうち、午前に行われる取引時間帯を指します。

東京証券取引所では、平日の午前9時~11時30分が前場の取引時間です。

前場は、経済指標の発表や海外市場の動向などの影響を受けやすく、値動きが活発になりやすい時間帯です。

また、前場の取引状況は、その日の相場の方向性や投資家心理をつかむ目安となります。

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