TradingView(トレーディングビュー)で地金価格のチャートを表示する方法
TradingViewのプラン=全プラン対応
対象読者=中級以上
ドル建て金と円建て金
金価格は2020年に大幅高となり、当時の史上最高値を更新しました。
2024年に入ると強い上昇が起こり、さらに史上最高値の更新を続けています。
世界的には金取引は対ドルで行われ、その単位は1トロイオンスあたり○○ドルという表示がされます。
一方で国内の地金商で示される価格は1グラムあたり●●円という表示がされますので、単位をトロイオンスからグラムに換算し、ドルを円に為替レートで換算すれば実勢価格を計算できるはずです。
参考記事:金(ゴールド)価格の決まり方とは?日本のゴールド価格の決まり方を解説
TradingViewではカスタム計算式機能があり、このような時に簡単に計算することができます。
この機能は、日足以上はBasicプランから利用可能で、より短い日中の時間足で利用するにはPlusプラン以上が必要です。
カスタム計算式を使う際に、1トロイオンスは31.1035グラムということと、国内の地金価格には消費税10%がかかるという2点を知っておけばよいでしょう。
XAUUSD
通常のドル建て金はOANDAでもCFDとして取り扱いがあり、XAUUSDとしてチャート表示が可能です。
まずドル建て金の日足チャートを出してみます。
ドル建て金のチャートです。
次にこれを円建て金に変換します。
まずトロイオンスをグラムに変換するので31.1035で割り、その後ドル円レートを掛けて、さらに消費税分で1.1を掛ければ良いので、式は以下のようになります。
- XAUUSD÷31.1035×USDJPY×1.1
TradingViewのカスタム計算式を使う
カスタム計算式はシンボルを入力する欄の右側に四則演算の記号が表示されていますので、これをクリックしながら入力していきます。
USDJPYの前にOANDA:というプリフィクスが挿入されていますが、これはUSDJPYと入力した際にリストアップされる中からOANDAのUSDJPYを選択するとこのように表示されます。
最後にreturnキーを押すと円建ての地金価格のチャートが表示されます。
カスタム計算式はこのような変換だけでなく、さまざまな応用が利く機能です。
日中の時間足を使ってより深い分析をしたい方は、Plusプラン以上の加入を検討してみるといいでしょう。
本記事の監修者・山中康司氏
- 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
- 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
- 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
- 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。
Tradingviewを学びたい方へオススメコンテンツ
OANDAでは、Tradingviewの様々な使い方に関するコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもTradingviewを使いこなせるようになるでしょう。またTradingviewからOANDAの口座にログインすることで、Tradingviewを使い取引が行えます。他社にはないサービスなので、ぜひ口座開設をご検討ください。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。