TradingView(トレーディングビュー)で未来表示チャートを表示する方法
TradingViewのプラン=全プラン対応
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未来表示チャートとは
未来の値動きがわかったらというのは昔から皆が思うことですが、古いところではワイルダーのアダムセオリーあたりが最初でしょうか。アダムセオリーというのは現在から過去に向かった値動きを現在から未来に向かって点対象に表示するという至ってシンプルなもので、それに近い動きをすることもあるという程度のものです。
その後、コンピューターの発達とともに様々な未来予測を行う手法が登場しましたが現在でもよく使われているものにシーズナルがあります。シーズナルというのは過去の値動きをパターン化して、それが今後も繰り返されるというもので、最近ではラリー・ウィリアムズのシーズナルが有名に思います。
これは、例えば今年であれば西暦xxx2年のように最後の数字が2の年のパターンを平均化したものから今年の動きを予想したり、中間選挙があった年のパターンを平均化したものから今年(中間選挙年)の動きを予想したりするものです。
理論的には疑わしい感じもしますが、参考程度に見る分には悪くないでしょう。
Seasonality Forecaster
TradingViewでテクニカル指標を追加する方法は以下のリンクをご参照ください。
参考記事:Trading Viewにインジケーターを表示する方法や削除方法
TradingViewではコミュニティスクリプトにSeasonality Forecasterという指標があり、まさに上述したシーズナルを平均化する期間等を決めて表示するものです。検索にSeasonalと入れれば出てきます。
選べるパラメータとして、1年前から5年前までの単年の動き、過去5年の平均、過去7年の平均、過去10年の平均とありますので、ここでは過去10年の平均を選んでユーロドルの未来の値動きを予測してみましょう。
今年のユーロドルは2月から3月まで下げてその後買い戻しが出ていますが、サブチャートに示されたシーズナルで見ると2月中旬から3月上旬までが下げでその後4月上旬まで買い戻し。その後上下しながら5月初めまで下げる動きが示されています。
つまり、シーズナルの観点からはそろそろユーロドルの買い戻しが終わり下げに転じる可能性があると言えるでしょう。他の通貨ペアやCFDで試してみると相性のいいものを見つけることが出来るかもしれませんね。
本記事の監修者・山中康司氏
- 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
- 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
- 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
- 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。
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