TradingViewの使い方

Tradingview(トレーディングビュー)のコミュニティ・スクリプトを活用する方法

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コミュニティ・スクリプトの人気度


TradingViewインジケーターにはコミュニティ・スクリプトとしてユーザーが作成した膨大なテクニカル指標が登録されています。あまりにも多いため、使うインジケーターが決まっている時は別として何か新しいインジケーターを使ってみようという際にどれを使ってよいのか決めるのは困難です。

そんな場合のヒントになるのが、「エディターズ・ピック」、「トップ」、「急上昇」の3つの分類です。

TradingViewインジケーターにはコミュニティ・スクリプトとしてユーザーが作成した膨大なテクニカル指標が登録されています

「エディターズ・ピック」はTradingViewの週刊メルマガで取り上げられたインジケーターですが、各国のメルマガ担当者が面白いと感じたインジケーターです。メルマガ担当者は多くのインジケーターを見ているので変なピックアップがされることはありませんが、担当者の好みが反映される傾向もあります。

「トップ」は純粋に使われているユーザー数が多いインジケーターのランキングです。上の画面がそれですが、最も多いインジケーターでは8万人近いユーザーに利用されていることがわかります。1位と2位の差が大きいので後ほどどんなインジケーターか見てみましょう。

「急上昇」は最近利用者が増えているインジケーターで旬のインジケーターと考えて良いでしょう。ただ、利用者が一桁のインジケーターも数多くあり、ごく一時的に利用されたインジケーターも多そうですから、少なくとも利用者が100人程度以上のインジケーターから選んだ方がよさそうです。

ただ、こうした3つの人気度をはかる分類が追加されたことでコミュニティ・スクリプトも使い勝手がよくなったと思います。


Squeeze Momentum Indicator


Squeeze Momentum Indicator(スクイーズ・モメンタム・インジケーター)はトップカテゴリーの第1位ということでトップ・オブ・ザ・トップという感じでしょうか。このスクイーズ・モメンタム・インジケーターはジョン・カーターの『Mastering the Trade』において紹介された手法で、ボリンジャーバンドとケルトナーチャンネルの位置関係からボラティリティを測るインジケーターです。

ボリンジャーバンドがケルトナーチャンネル内にある状態をスクイーズと呼びボラティリティが低い状態を示すというものです。簡単な見方はゼロラインに示されている+の色が黒の状態がスクイーズ、黒からグレーに変わった場合にモメンタムの方向についていくという手法です。

昨年11月のユーロドル日足の例で見てみましょう。

昨年11月のユーロドル日足の例で見てみましょう

サブチャートに表示されているインジケーターがスクイーズ・モメンタム・インジケーターです。

ゼロラインの青の四角で囲った部分をご覧ください。黒の+が11月15日(緑の垂直線)の位置にグレーになりました。その時のモメンタムは赤(ゼロラインより下)ですから売りということになります、モメンタムの見方としては同じ赤でも傾きの変化(赤からちゃいろへの変化)をもって下降トレンドが終わった、つまり買い戻しという見方が個人的には好みです。

同じように買いの場合は、ゼロラインの+が黒からグレーに転じた際にモメンタムが緑であることとなりますが、上記チャートでは9月3日に発生しています。

人気があるから当たるインジケーターというわけではありませんが、ボラティリティと方向性をわかりやすく示しているインジケーターという意味では使ってみる価値があるかもしれません。


本記事の監修者・山中康司氏


  • 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
  • 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
  • 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
  • 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。

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