日本時間9月4日21時30分に発表された2026年8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比+16.2万人と、市場予想(+5.8万人)を大きく上回りました。前月まで2ヶ月分の雇用者数も合計+5.5万人上方修正されています。
結果一覧
| 項目 | 結果 | 市場予想 | 前回 |
|---|---|---|---|
| 非農業部門雇用者数(前月比) | +16.2万人 | +5.8万人 | ▲2.3万人(改定: +2.1万人) |
| 失業率 | 4.1% | 4.1% | 4.1% |
| 平均時給(前月比) | +0.3% | +0.3% | +0.1% |
| 平均時給(前年比) | +3.1% | − | +3.2% |
発表直後の市場の反応
- ドル円(USD/JPY):発表前156.00円近辺 → 発表直後は一時156.70円台へ約0.7円急騰(21時35分時点:156.50円近辺)
- ゴールド(XAU/USD):発表前4,470ドル近辺 → 一時4,370ドル台半ばへ急落(21時35分時点:4,390ドル台前半)
発表直後のドル円(USD/JPY)1分足の値動き

発表直後のゴールド(XAU/USD)1分足の値動き

ワンポイント解説
8月のNFPは+16.2万人と市場予想(+5.8万人)を大きく上回りました。さらに、5ヶ月ぶりの減少とされていた7月分が▲2.3万人から+2.1万人へ、6月分も+2.0万人から+3.1万人へ上方修正され、前回の「雇用ショック」がほぼ打ち消される内容です。失業率も4.1%で安定しており、米労働市場の減速懸念を和らげる結果と言えます。発表を受けて、9月FOMCでの利上げ織り込みは発表前の52%前後から58%へ上昇しています(※参照元:CME FedWatchツール)。
値動きの面では、強い結果と上方修正を受けてドルが買われ、ドル円は約1ヶ月ぶりの円高水準から反発しました。発表当日の通貨強弱チャートを見ると、前日までの急ピッチな円高の反動で円が主要通貨のなかで最も弱く、発表直後にはドルの急伸と円の一段安が重なっています。発表後21時35分時点のオーダーブックでは、157円台後半から159円にかけての戻り売りの指値注文が残ったままで、まずは157円台に乗せてこの売り注文帯を崩せるかが焦点です。オープンポジションの売買比率はロング60.9%(発表前56%程度)へ上昇しており、急落局面で入った押し目買いに加え発表後の上昇にも買いが乗った一方、158〜159円台に残る含み損ロングの「やれやれ売り」が戻りを抑えやすい点には注意が必要です。


詳細な分析と今後の見通しは、後ほど公開する詳細記事でお伝えします。
▶ 発表前の注目点・市場予想の解説はこちら:米雇用統計(2026年8月)予想と注目点
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OANDA Lab編集部
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