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FOMC(連邦公開市場委員会)後の情報収集について

世界一の経済大国である米国の金融政策はFX市場も含め市場全体に大きなインパクトを与えるため、FOMCでの決定事項に市場の注目が集まります。

FOMC後は様々な情報が発信されるため、効率よく情報収集をする必要があります。

FXトレーダーとしては主に次の4つの材料を中心にチェックしておけば、現在の米国の金融政策の状況について把握することができると思います。

 

FOMCの4つの注目材料


FX市場では、FOMCに関する情報は主に次の4点から収集します。

 

①声明文


FOMCの会合後、声明文が公表されます。

声明文では、経済、物価に対する評価の概要金融政策の変更の有無等の基本的な決定事項を確認することができます。

この声明文では次回の会合での金融政策の変更を示唆するような内容となることもあるため、市場の注目が集まり、前回の声明文から表現の変更があるだけでもFX市場が過敏に反応することがあります。

声明文に関しては英語の原文を見るのが一番ですが、ロイターなどのニュースサイトでタイムリーではないですが、日本語訳したものをチェックすることもできるため、じっくりと読んでみることをおすすめします。

 

②記者会見


声明文公表の30分後にFRB議長の記者会見が行われます。

会合での決定事項に関して等の説明や経済、物価に関しての評価などが行われた後、記者からの質疑応答が行われます。 この会見中のコメントにFX市場が大きく反応することもあるため、会見中の値動きには注意が必要です。

議長の記者会見は2019年から毎回行われることになりました。

以前は、記者会見は2回に1回しか行われなかったこともあり、金融政策の変更はこの記者会見の行われる回に行われる傾向がありましたが、今後は毎回、変更の可能性を考える必要がありそうです。

 

③FOMCメンバーによる経済見通し


FOMCでは四半期に一度、メンバーの経済見通しが発表されます。

成長率と物価、金利の直近3年後までのFOMCメンバーによる予想が示されます。

中でも注目が集まるのは、政策金利の見通しです。

この見通しはFRBのウェブサイトで確認することができます。PDFファイルで見ると、ドットを使ったグラフで表示されるので、市場関係者の間では「ドットチャート」の名称で親しまれています。

下の例のようにドットチャートでは翌3年の年末時点での政策金利の予想を行います。

このドットチャートが前回の発表されたものから変化していると市場が過敏に反応することがあります。

 

【FOMCが公表するドットチャートの例】

FOMCのドットチャートの画像

【出所:FRB】

 

④議事要旨


FOMC開催後、3週間程度でFOMCの議事要旨が公表されます。ここでは声明文や記者会見で出てこない議論の内容が明らかになるため、相場が過敏に反応する可能性があります。

基本的には、市場は声明文や記者会見で主な情報を得ているため、目新しい材料とならないことが多いですが、目新しい材料ではなかったとしても市場が米国の金融政策を意識するきっかけになることもあるため、公表後は多少不安定な推移となることがあります。

 

【番外編】FOMCメンバーのコメント


FRB議長や副議長、理事、各地区連銀総裁は、講演や記者会見、シンポジウムなど、様々な場面でコメントの機会があります。米国の金融政策が注目されている場面ではそこでのコメントがFX市場に影響を与えることがあります。

 

FOMC投票権を持っている地区連銀総裁のコメントの方がマーケットへのインパクトは大きい!?

FOMCの投票権はFRB議長、副議長、理事のFRBメンバーとNY連銀総裁は常にFOMCの投票権を持っています。

一方で、その他の地区連銀総裁は会議には全員参加しますが、投票権に関しては、1年ごとの持ち回りとなります。

このため、同じ地区連銀総裁のコメントでもFOMCの投票権を持っている総裁のコメントの方が市場への影響が大きくなる傾向があります。

一年毎に投票権を持っている連銀総裁が変わるため、チェックしておくと参考になるかもしれません。

 

情報収集のコツ


今回ご紹介した情報に関しては、基本的には全て英語で発信されるため、英語で情報収集するのが一番よいのですが、英語が苦手という方も少なくないと思います。

そのような場合は多少時間は遅れるものの、ロイターやブルームバーグ等のニュースサイトやFX Waveなどのニュースで要旨はチェックすることができるので、それらを利用してチェックしてみてもよいと思います。

中長期のトレードを考えているのであれば、発表直後の不安定な相場に飛び込むよりも情報がある程度落ち着いた後にじっくりとタイミングを探ってからの取引でも遅くはありません。

慣れない英語で苦しむよりも、情報が整理された後にじっくりとエントリーのポイントを探してみましょう。


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