エグジットとは|FX取引におけるエグジットの意味・よくある質問を解説(えぐじっと)
FXなどの証拠金取引において、ポジションを決済することをエグジットと呼びます。
本記事では、エグジットの意味などについて解説します。
エグジットとは
エグジットとは何か、以下の項目について解説します。
- ・意味
- ・「エグジット」と表現する金融商品
意味
エグジット(イグジット)とは、取引の終了を意味する用語で、証拠金取引では保有中の金融商品を決済すること(反対売買により保有ポジションをゼロにすること)を意味します。
同じことを意味する言葉として、「反対売買」「買い決済(売り決済)」などが使われる場合もあります。
対義語はエントリーです。
FX取引は、エントリーで始まり(ポジションを建て)、エグジットする(ポジションを決済する)ことで完了します。
出典:MT4
「エグジット」と表現する金融商品
エグジットという用語は、FXなど証拠金取引で使用されるほか、M&A(事業の合併や買収)でも頻繁に使われます。
その一方、株式投資や投資信託などでは使われません。
証拠金取引の例 |
|
株式投資などでは、「株(投資信託)を売る」「株(投資信託)を売却する」などが使用される傾向にあります。
エグジットの使用例
エグジットは、取引の終了を指し、買いか売りかの区別をしません。
また、他の名詞と結びついて、下記のように用いられる場合もあります。
エグジットポイント | 決済する箇所、位置、価格などを意味する |
---|---|
エグジットタイミング | 決済するタイミング、シチュエーションなどを意味する |
エグジットルール | 決済するルール、条件などを意味する |
下のチャートでは2本の移動平均線(SMA)を表示しており、短期SMAが長期SMAを下から上に抜けた位置(青矢印)でエントリーしました。
その後、為替レートが短期SMAを上から下に抜けた位置でエグジットするというルール(エグジットルール)を採用している場合、赤矢印部分でエグジットします。
出典:MT4
エグジットに関するQ&A
エグジットに関して、よくある疑問点は以下のようなものです。
- ・エントリーとの違いは何ですか?
- ・FXでポジションを決済するという意味の用語は他にありますか?
エントリーとの違いは何ですか?
エントリーとは金融商品を新規に売買すること(新規にポジションを建てること)を意味します。
同じことを意味する言葉として、「新規買い(新規売り)」「ロング(ショート)」「新規建て」「仕掛け」などが使われる場合もあります。
FX取引はエントリーで始まり(ポジションを建て)、エグジットする(ポジションを決済する)ことで完了します。
FXでポジションを決済するという意味の用語は他にありますか?
複数の言い回しで、FXでポジションを決済するという意味を表現できます。
ポジションを決済するという意味の表現例 |
|
クローズ、手仕舞い、反対売買、スクエアという言葉は、それぞれポジションを決済するという意味で使われます。
ただし、スクエアについては、同一通貨ペアの買いポジション数量と売りポジション数量が同じであるという意味で使われます。
必ずしも決済を意味しないことに注意が必要です。
【まとめ】エグジットとは|FX取引におけるエグジットの意味・よくある質問を解説
エグジットとは、取引の終了を意味する言葉で、FXでは保有中のポジションを決済することを意味します。
一方、株式や投資信託などでは使われません。
FX取引は、エントリーで始まりエグジットで終わります。
類似表現がいくつかあるので、それらもまとめて覚えておくと良いでしょう。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。