連邦準備制度理事会(FRB)は6月18日、連邦公開市場委員会(FOMC)において、政策金利を現行の4.25~4.5%の範囲で据え置くことを全会一致で決定しました。
4会合連続の据え置きとなり、2025年内に2回の利下げ予想を維持しています。
今回のドットプロットでは、19名の参加者のうち12名が2025年内の利下げを予想する一方、7名が年内据え置きを見込んでおり、3月時点の4名から3名増加しました。
利下げ予想者のうち2名は0.75ポイントの利下げを見込んでいます。
パウエル議長は記者会見で「当面の間、経済の行方をより詳しく把握するまで待つのが良い立場にある」と述べました。
関税政策については「誰かが関税の費用を支払わなければならないため、向こう数カ月でインフレの上昇を予想している」と発言しています。
経済見通しでは、2025年のGDP成長率を1.4%(前回から0.3ポイント減)、インフレ率(PCE)を3.0%(同0.3ポイント増)、失業率を4.5%と予想しています。
FRBはトランプ政権の関税政策や中東情勢の不確実性を見極めながら、データに基づく政策運営を継続する方針です。
米国の主要経済指標のヒストリカルデータは、下記ページで確認できます。
>国別経済指標
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。