FXに関するコラム・豆知識

相場の過熱感を把握するRSOのマルチタイムフレーム版「OANDA_Multi_RSO」のご紹介


RSOとは?


RSOは「Relative Strength Oscillator」の略で、相場の過熱感を表示するインジケーターです。

オシレーター系のインジケーターの代表格であるRSIを見やすく改良したもので、価格の勢いを分析することができます。

RSOはRSIの数値から50を引いた数値で0を中心に-50から50で価格の勢いを示します。0よりも上で推移しているときは上昇の勢いが強く、0よりも下で推移しているときは下落の勢いが強いことを示しています。

一般的には20を超えると、買いの過熱感が出てきている状況、-20を下回ると売りが過熱している状況と判断されます。

動きに関してはRSIと同じなので、RSI同様に売買の強弱の変化や売買の過熱感を分析することができますが、RSIに比べ、0を中心にしているため、買いと売りのどちらが優勢かを視覚的に把握しやすいほか、前の足からの増減をバーの色を変えて表示しているため、強弱の変化を把握し易いという特徴があります。

 

【RSOの表示例】

RSOの表示例

「OANDA_Multi_RSO」は、マルチタイムフレーム仕様のインジケーターです。このため、5分足のチャートに1時間足のRSOを表示して長期の価格の勢いを確認しながら分析を行うといった使い方をすることができます。

 

【5分足のチャートに1時間足のRSOを表示した例】

5分足のチャートに1時間足のRSOを表示した例


OANDA_Multi_RSOのインストール方法


OANDA_Multi_RSOはこちらからダウンロードすることができます。

インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

MT5のデータフォルダの開き方

表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル(MT5の場合)、またはex4ファイル(MT4の場合)をコピーし張り付けます。

MT5のデータフォルダ

エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。


OANDA_Multi_RSOの設定方法


インジケーターの設置

OANDA_Multi_RSOを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_Multi_RSO」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

表示される設定画面で設定を行います。

設定項目

最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。

【MT5の場合】

【MT4の場合】

その他の設定は主に「インプット(MT4の場合はパラメーターの入力)」タブで行います。

RSOの設定画面

主な設定項目は次の通りです。

変数名 内容
時間足 どの時間足のRSOを表示するかを選択します。currentを選択すると、表示している時間足のRSOを表示します。デフォルトはcurrentです。
ラインの表示の有無 RSOのラインを表示するかを指定します。trueがラインを表示、falseがラインを非表示です。棒グラフだけでよい場合はfalseを選択します。
期間 RSOを算出するための期間を指定します。デフォルトは14です。
適用価格 算出に用いる価格の種類を設定します。デフォルトは「ClosePrice(終値)」です。

ラインの種類、棒グラフの色の設定はカラー(MT4の場合は色の設定)のタブで行います。

上からライン、前の足より上昇した場合のグラフ、前の足より下落した場合のグラフの設定を行います。カラーで色、幅でラインの太さ、スタイルで線の種類をそれぞれ指定することができます。

 
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