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「OANDA_MA_PO_Alert」を用いた順張りのトレード手法


1.「OANDA_MA_PO_Alert」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_MA_PO_Alert」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_MA_PO_Alert(以下、POアラート)は、短期、中期、長期の3本の移動平均線の並び順や傾きが揃ったときに、チャート上にサインを表示します。
移動平均線の位置関係をシグナルとして利用してトレードする際は、移動平均線を表示しなくても、ひと目で移動平均線の位置関係を把握できるので便利です。
使用する移動平均線の種類や期間は、パラメーターから変更が可能です。

移動平均線が短期>中期>長期の順番に並んで上昇基調ならば緑色の大きな上向き矢印、短期<中期<長期の順番に並んで下落基調ならば赤色の大きな下向き矢印を表示します。
つまり、移動平均線がパーフェクトオーダー(PO)になっていることを知らせてくれるわけです。

また同様に、3本の移動平均線全てが上向きになったときには緑色の小さな上向き矢印、全てが下向きになったときには赤色の小さな下向き矢印を表示します。

OANDA_MA_PO_Alertを表示したチャート
画像1/OANDA_MA_PO_Alertを表示したチャート

2.トレード手順

3本の移動平均線の位置関係をエントリーや決済のシグナルに利用する、シンプルなトレンドフォローの手法を紹介します。
使用する移動平均線の種類はSMA(単純移動平均線)、期間は短期20、中期50、長期100です(それぞれデフォルト設定)。
長期足での大きなトレンドを捉えたいので、今回は例としてポンドドルの日足チャートを使用します。

<手順①>
POアラートと対応する移動平均線をセットする

POアラートをチャートに適用します。
今回は移動平均線と価格の位置関係を見たいので、期間20、期間50、期間100の3本のSMAを併せてチャートに表示しておきます。

<手順②>
短期の移動平均線とローソク足の位置関係を見ながら、サインに従ってエントリー

サインに従って、緑色の大きな上向き矢印が出たら買いエントリー、赤色の大きな下向き矢印が出たら売りエントリーします。
ただしダマシを減らすために、ローソク足が短期の移動平均線よりも上にあるときだけ買いでエントリー、下にあるときだけ売りでエントリーします。
損切りは直近の高値・安値を参考に設定し、買いなら直近の安値の少し下、売りなら直近の高値の少し上です。

<手順③>
エントリーと反対方向のサインで決済

エントリーと逆向き(買いなら下向き、売りなら上向き)の大きな矢印が表示されたら利益確定です。
状況次第ではすぐにドテンして反対方向のポジションを持っても良いでしょう。

OANDA_MA_PO_Alertを利用したトレード例
画像2/トレード例

<総括>

強いトレンド相場でポジションを長期間保有して、大きな利益を狙う順張りの手法です。
ボラティリティが高い通貨ペアや、ファンダメンタルズに基づく長期のトレンドが期待できる通貨ペアにおいて特に有効です。
トレンドが持続すると同じ向きの矢印が複数回表示される場合もあるので、買い増しや売り増しの目安に利用しても良いでしょう。

レンジ相場やボラティリティの低い通貨ペアではうまく機能しないことが多いので、十分な値動きが期待できる通貨ペアやタイミングに絞って取引することが肝要です。
買いと売りのサインが交互に出現していたり、移動平均線とローソク足が絡み合って方向感に乏しい局面では、取引を控えることでダマシを減らせます。

>「OANDA_MA_PO_Alert」の詳細やダウンロードはこちら

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OANDA Lab編集部

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