デフォルトのMT5、MT4にはなかったヒストグラム付きMACDを紹介
ヒストグラム付きMACDとは？
デフォルトのMACDはMACDとシグナルの表示のみ
はじめてMT5、MT4で標準装備のMACDを表示させたときに、違和感を感じたという方は少なくないと思います。
日本で目にするほとんどのMACDはMACDとシグナルをラインで表示し、MACDとシグナルの差をヒストグラムで表示するタイプのものが多いと思います。
これに対し、MT5、MT4のMACDはMACDをヒストグラムで表示し、シグナルを赤いラインで表示しているからです。
【MT5、MT4の標準装備のMACD】
値動きの勢いを探る上でシグナルはやはり重要⁉
MACDにおける分析に関しては、一般的な売買サインとなる、MACDが0を上抜ける、下抜ける、また、0より上の水準でシグナルをMACDが下抜ける、0より下でMACDがシグナルを上抜けるといったものは、MACDとシグナルのみでも容易に判断が可能ですが、MACDとシグナルの差を用いた、ダイバージェンス（逆行現象）等の値動きの勢いの変化に注目した分析を行いたいという場合はデフォルトのMACDでは視覚的には判断が難しくなります。
このため、今回OANDAでは、一般的なMACDとシグナルをライン表示、MACDとシグナルの差をヒストグラムで表示したインジケーターを作成しました。
また、ヒストグラムの変化を視覚的にわかりやすくするために、プラス、マイナスの差、さらに前の足からの増減に応じて色を変えて表示しています。
OANDA MACDのインストール方法
OANDA MACDこちらからダウンロードすることができます。
インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ（MT4の場合はMQL4）内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル（MT5の場合）、またはex4ファイル（MT4の場合）をコピーし張り付けます。
エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。
OANDA MACDの設定方法
OANDA MACDを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_MACD」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ＆ドロップします。
表示される設定画面で設定を行います。
設定項目
最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。
【MT5の場合】
【MT4の場合】
その他の設定は主に「インプット（MT4の場合はパラメーターの入力）」タブで行います。
主な設定項目は次の通りです。
| 変数名 | 内容 |
|---|---|
| 短期の期間 | MACDを算出するための短期のEMAの期間を指定します。デフォルトは12です。 |
| 長期の期間 | MACDを算出するための長期のEMAの期間を指定します。デフォルトは26です。 |
| シグナル算出の期間 | シグナル算出のための移動平均の期間を指定します。デフォルトは9です。 |
| シグナル算出の移動平均の期間 | シグナル算出のための移動平均の種類を指定します。デフォルトはExponential（EMA）です。 |
| 適用価格 | MACD算出の計算に使う価格の種類を指定します。デフォルトはClose price（終値）です。 |
また、必要に応じて、カラー（MT4の場合は色の設定）タブで色やラインの種類、太さを調整することができます。
なおOANDA_MACDを使ったトレードアイデアは、以下の記事を御覧ください。
>「OANDA_MACD」を利用した逆張りのトレードアイデアについて解説
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