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「OANDA_Multi_5MA」を用いた順張りのトレード手法


1.「OANDA_Multi_5MA」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_5MA」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Multi_5MA(以下、マルチ5MA)を利用すると、何度も繰り返しインジケーターをチャートに適用する操作を必要とせず、まとめて複数の移動平均線をチャートに表示できます。
1つのインジケーターで複数の移動平均線のパラメーターをまとめて変更できるので、管理がしやすく設定ミスを防ぐことが可能です。

利用できる移動平均線の種類は、SMA(単純移動平均線)、EMA(指数平滑移動平均線)、SMMA(平滑移動平均線)、LWMA(線形加重移動平均線)の4種類です。
期間やシフトは自由に変更できるほか、上位足の移動平均線を表示することもできるので、マルチタイムフレーム分析にも役立ちます。

OANDA_Multi_5MAを表示したチャート
画像1/OANDA_Multi_5MAを表示したチャート

2.トレード手順

ここでは、複数の移動平均線を使って価格を分析し、大きなトレンドに乗って利益を出す手法を紹介します。
今回、例として利用するのはドル円の日足チャートです。

<手順①>
マルチ5MAをセットする

チャートにマルチ5MAを適用します。
移動平均線の期間はデフォルトの超短期14、短期20、中期50、長期90、超長期200です。
移動平均線の種類に関しては、価格への感応度を高めるために5本ともEMAを利用します。

<手順②>
移動平均線がパーフェクトオーダーとなったらエントリー

5本の移動平均線が、期間が短いものから長いものまできれいに並んだら、トレンド発生の合図です(パーフェクトオーダー)。
ローソク足が最も高い位置にあり、その下に超短期、短期、中期、長期、超長期と並んでいるときは買いエントリーです。
逆にローソク足が最も低い位置にあり、その上に超短期、短期、中期、長期、超長期と並んでいるときは売りエントリーです。

損切りは買いエントリーなら最も期間の長い移動平均線の少し下、売りエントリーなら最も期間の長い移動平均線の少し上に置きましょう。

<手順③>
ローソク足が最も期間の長い移動平均線にタッチしたら決済

順調に利幅を伸ばした場合は、移動平均線の位置を見ながら利益確定の位置を引き上げていきます。
ローソク足が最も期間の長い移動平均線にタッチしたらポジションを決済します。
応用として、買いエントリーの場合は、短期線や中期線のゴールデンクロスでポジションを追加したり、デッドクロスでポジションの一部を決済したりしても良いでしょう。

OANDA_Multi_5MAを利用したトレード例
画像2/トレード例

<総括>

このトレードアイデアは、複数の移動平均線を利用した王道のトレンドフォロー手法です。
長期での大きな値動きを狙うので、頻繁にチャートを見る時間がない方にもお勧めです。

移動平均線のクロスを利用して決済するので、長期間のトレンドを捉えて大きな利益を出せる一方で、レンジ相場では損切りが多くなったり、高値掴みや安値売りとなったりするケースもあります。
ダマシを防ぐのに、トレンドが発生した直後にエントリーするのではなく、水平線やトレンドラインを利用してエントリーしたりすることで、リスクリワード比率を改善できます。

>「OANDA_Multi_5MA」の詳細やダウンロードはこちら

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OANDA Lab編集部

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加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
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