OANDA_Multi_BollingerBandsを利用したトレードアイデア

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1.「OANDA_Multi_BollingerBands」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_BollingerBands」を用いた逆張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Multi_BollingerBands（以下、マルチタイムボリンジャーバンド）は、現在表示している時間足よりも上位の時間足のボリンジャーバンドを表示できるインジケーターです。
例えば、4時間足チャートに日足のボリンジャーバンドを表示できます。
複数のチャートを開かずに、マルチタイムフレーム分析をしながら取引することが可能です。

画像1/OANDA_Multi_BollingerBandsを表示したチャート

2.トレード手順

上位足のボリンジャーバンドを見ながら、下位足で反転のタイミングをつかむトレード手法を紹介します。
今回使用するのはドル円の5分足、表示するボリンジャーバンドは1時間足のものです。
パラメーターは一般的なデフォルトの期間20、バンド幅は±2σです。

＜手順①＞
チャートにマルチタイムボリンジャーバンドをセットし、バンドが平行に推移していてローソク足が±2σにタッチする箇所を探す

チャートにマルチタイムボリンジャーバンドを適用します。
落ち着いた値動きでバンドが平行に推移しており、ローソク足が±2σのラインにタッチするか、終値がラインを上下にブレイクしている箇所を探しましょう。

＜手順②＞
＋2σ付近でダブルトップ、もしくは－2σ付近でダブルボトムとなったあとに終値がバンドの内側に戻ってきたらエントリー

バンドの上限付近でダブルトップ、もしくは下限付近でダブルボトムを形成している箇所を探します。
ダブルボトムを作ったあとにローソク足の終値が－2σのラインを上抜けたら買いエントリー、ダブルトップを作ったあとにローソク足の終値が＋2σのラインを下抜けたら売りエントリーです。
損切りは、買いエントリーの場合なら直近の安値の少し下、売りエントリーの場合なら直近の高値の少し上に置きます。

＜手順③＞
ローソク足が反対側のバンドにタッチしたら決済

ローソク足の終値がバンドの反対側にタッチしたら利益確定です。
ボラティリティが高いときや、値動きの伸びに期待できないときなど、状況次第でミドルライン付近で一部もしくは全てを決済しても構いません。

画像2/トレード例

＜総括＞

ボリンジャーバンドを利用した逆張りに、下位足でのダブルトップ、ダブルボトムを組み合わせてエントリーの根拠を補強した手法です。
上位足だけでトレードする場合と比較して、素早くエントリーできて損切りもタイトに設定できるので、よりリスクリワードに優れた精度の高いポジション取りが可能です。

バンドの幅が拡大しているときや、ローソク足がバンドの外側に大きくブレイクしているときは一方向に大きく動いて損切りになりやすいのでエントリーを控えます。
損切りの目安となる高値や安値がないときも、無理なエントリーは禁物です。

なお、角度のあるトレンドラインを利用することで、エントリーポイントを探すのも有効です。
エントリーの位置によっては、±2σのラインを損切りの目安として利用することも検討の余地があります。

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