OANDA_Multi_Parabolicを利用したトレードアイデア

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1.「OANDA_Multi_Parabolic」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_Parabolic」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Multi_Parabolic（以下、マルチタイムパラボリックSAR）は、現在表示している時間足よりも上位の時間足のパラボリックSARを表示できるインジケーターです。
例えば、30分足チャートに4時間足と日足のパラボリックSARを表示することが可能です。
複数のチャートを開かずに、マルチタイムフレーム分析をしながら取引できるというメリットがあります。

画像1/OANDA_Multi_Parabolicを表示したチャート

2.トレード手順

上位足のパラボリックSARを支持線、抵抗線として利用してトレンド方向への押し目買いや戻り売りを狙うスキャルピングの手法を紹介します。
今回はユーロドルの15分足チャートを使用し、1時間足のパラボリックSARを表示します。

＜手順①＞
チャートにマルチタイムパラボリックSARとRSIをセットし、パラボリックSARが一定期間安定して推移している箇所を探す

チャートにマルチタイムパラボリックSARとRSIを適用します。
マルチタイムパラボリックSARのパラメーターは初期値、RSIのパラメーターは期間7です。
パラボリックSARが安定した状態で一定期間（ローソク足20本以上）推移し、徐々に切り上がっている、もしくは切り下がっているポイントを探します。

＜手順②＞
ローソク足がパラボリックSARに接近して、RSIが一定の水準となったらエントリー

ローソク足が上昇中のパラボリックSARに接近して、RSIが売られすぎを示す30を下回ったら買いエントリーします。
損切りはパラボリックSARの少し下に置きます。
同様に、ローソク足が下降中のパラボリックSARに接近して、RSIが買われすぎを示す70を上回ったら売りエントリーです。
損切りはパラボリックSARの少し上に置きます。

＜手順③＞
RSIの値を参考にして利益確定

買いエントリーの場合、RSIが70を上回ったら利益確定です。
同様に、売りエントリーの場合はRSIが30を下回ったら利益確定します。
あくまでも短期保有なので、直近の高値・安値やリスクリワード比率を考慮して価格が節目に達した場合はRSIが目標値まで到達しなくても決済して構いません。

画像2/トレード例

＜総括＞

上位足のパラボリックSARで長期順張り、オシレーター系指標のRSIを利用して短期逆張りするトレード手法です。
難しいチャート分析が必要ないため、環境認識や裁量判断が苦手な人でもサインに従ってトレードできます。

パラボリックSARとローソク足の距離が離れている（損切りまでの距離が遠くなってしまう）ときや、値動きが荒くパラボリックSARの向きが頻繁に入れ替わってトレンドが不明確なときはエントリーを見送りましょう。
パラボリックSARがローソク足に寄り添うように長期間安定して上昇もしくは下降していれば理想的です。

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