FXに関するコラム・豆知識

「OANDA_Round_Number」を利用した順張りのトレード手法


1.「OANDA_Round_Number」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Round_Number」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Round_Number(以下、ラウンドナンバーインジケーター)は、チャート上のキリの良い水準に水平線を表示するインジケーターです。
10pips、50pips、100pipsといった節目となる水準に自動的にラインを引いておくことで、トレードの際に重要な水平線をひと目で認識できます。

デフォルトの設定では、10pips間隔でラインが表示されるようになっています。
トレードに使う時間足や通貨ペアによって、ラインの間隔は適宜調整すると良いでしょう。
複数回重ねて設定すれば、10pips間隔、30pips間隔、50pips間隔、100pips間隔のラインを同時に表示するというような使い方も可能です。

OANDA_Round_Numberを表示したチャート
画像1/OANDA_Round_Numberを表示したチャート

2.トレード手順

ここではラウンドナンバーインジケーターと移動平均線を組み合わせて、短期足でスクイーズからのブレイクアウトを狙う手法を紹介します。

<手順①>
ラウンドナンバーインジケーターとEMAをセットする

取引したいチャートに、ラウンドナンバーインジケーターを適用しましょう。
今回はユーロドルの5分足を例として使用します。
ラインの間隔は25pipsに設定し、見やすいように色や太さをお好みで変更してください(今回はラインを赤色に変更しています)。
同時に移動平均線も表示させておきます。
期間25のEMA(指数平滑移動平均線)を使用します。

<手順②>
水平線とEMAがスクイーズを起こして、ローソク足がその中に入り込んでいる箇所を探す

ローソク足が水平線とEMAの間に入り込んで、スクイーズ(価格が収縮してボラティリティが低下)している箇所を探しましょう。
徐々に水平線とEMAの間隔が狭くなっていて、きれいな直角三角形を描いている箇所が望ましいです。

<手順③>
終値がブレイクした方向にエントリーし、水平線を目安に利益確定する

ローソク足の終値が水平線をブレイクアウトしたら順張りでエントリーします。
損切りは買いエントリーの場合は移動平均線の少し下、売りエントリーの場合は移動平均線の少し上に設定しましょう。
価格が次の水平線に達したら利益確定です。

OANDA_Round_Numberを利用したトレード例
画像2/トレード例

<総括>

移動平均線を補助的に利用したブレイクアウトの手法です。
自分でラインを引く必要がなく、チャート分析が苦手な人でも利用しやすいトレード方法です。
表示する時間足や通貨ペアに応じて、水平線の間隔や移動平均線の期間は調整してください。

水平線から大きく離れたタイミングでエントリーするとリスクリワード比率が悪くなりやすく、その後のプルバック(価格の戻り)を利用してなるべく水平線付近まで引きつけてからエントリーすると良いでしょう。

ダマシを減らすには、上位足のトレンドが一致していること、ローソク足が水平線や移動平均線で何度も反発している(=ラインが意識されている)こと、ブレイクアウトが起こりやすい日中の時間帯であることを確認した上でエントリーすることが望ましいです。

>「OANDA_Round_Number」の詳細やダウンロードはこちら

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OANDA Lab編集部

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加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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